進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

会社の改善発表会を見ていて悲しい気分になる

会社の各課が2カ月に1回のペース改善したことを、社長に報告する発表会がある。内容は詳しくは、書けない。企業秘密と言うわけでなく、僕が発表内容に興味が無く聞いた内容をほとんど覚えていないからだ。
何かしらの改善してその内容を発表して、改善した結果何万円のコストを削減したというものになる。
もっと、改善が出来そうなら、次回の課題として、次はこのような改善しなさいと言われる。
ひどい時は、社長にダメ出しをされることもある。頑張って目標を達成したとしても、小学校で貰うよりもしょぼい表彰状をもらうだけだ。
改善して年間に何百~何十万円のコストを削減しているのに対して見返りは、しょぼい表彰状である。この酷いありさまを見て、発表している従業員がかわいそうになった。


発表資料を作成したり、改善をするのは、通常業務の合間にすることになる。
僕も会社で発表したことがあるが、通常業務の量が減らないので、止めて資料の作成をすることになる。止めて遅れた分は、残業をして取り戻すことになる。
発表資料を作成するのも、通常業務の合間にすることになる。仮に効率良く資料を作って、定時に帰れたとしても、資料作成をした分の仕事量が増えただけで、給与は一切増えない。
僕は、何年かに1回くらいのペースで回ってくるなので、通常業務に対して影響はないからいい。
多い人は3カ月に1回くらいのペースで改善と資料作成をしないといけない。


今回の様に2カ月に1回のペースでの発表になると、かなり大変だと思う。
毎月のように改善内容を決めて、実行をして、結果をまとめることになる。もちろん通常業務をしながらになるので、当たり前のように残業をすることになる。
結果を出そうとしたらかなりのストレスを抱えながら仕事をすることになると思う。
改善して利益をだ出したとしても、給与が増えるわけでもないし、昇給があるわけでもない。貰えるとしたら、残業手当としょぼい表彰状くらいだ。残業手当は、改善や発表資料を作らなくても、会社に残ってさえいれば出る。
実質的には、改善して利益をだ出したとしても、しょぼい表彰状しか貰えない。
僕が務めている会社は、ワンマン経営なので改善して出た利益は、すべて社長が持っていく。苦労して改善をして年に何百万と利益を会社に与えたとしても、従業員は、その利益を殆ど受け取ることが出来ない。
本当に割に合わない仕事だと思う。


改善結果が出ない場合は、社長にダメ出しをされて次は、結果を出して利益を出すことが求められる。
僕は、改善結果が出ないのは当然だと思う。発表しても給与が上がらないし、利益を出しても報酬が出ないなら、結果を出さない方が楽だから、結果を出さないのは当然だ。
良くて残業手当がつくくらいだろう。残業が多い会社では、マネージメントがされていないので、何もしなくても残業をすることを考えると、改善と資料作成は無駄に疲れるだけでしかない。
こんな発表は、報酬が出ないのでボランティアと同じなので、社長も結果を求めててはいけない。
改善をして利益を出すことを求めるなら、社長として結果に見合う報酬を支払うのがスジだ。改善して発表するたびに、効果金額に応じて手当を付けたほうがいい。
改善した結果、利益を出すことが出来たら、利益の何パーセントかの報酬を支払うくらいしないと、従業員として割に合わない。


発表を見ていて、利益を出したら、経営者が全部持っていくだけだし、利益が出せない場合は、従業員がダメ出しされるだけ。
従業員は、利益を出しても出さなくても報酬は同じなのに、資料を作らないといけない様子を見ていて、なんだか悲しくなってきた。