進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

言い訳はもっと良いように捉えれれてもいい

言い訳は、ネガティブに捉えられることが多い。
酷い上司だと、上司にとって都合が悪い説明や報告を全て言い訳と捉えれれる。そういった説明や報告を「言い訳するな」と一喝する残念なことが起こる。
最終的に部下が悪くて、責任も部下にあることを認めさせて終わる様子を見たことが有る。


上司と部下のこんなやり取りを聞いたことが有る。
部下「すみません。納期が間に合いません」
上司「どうして間に合わないんだ。理由を言いなさい」
部下「人員が足りないので、間に合いませんでした」
上司「なに訳の分からないことを言ってるんだ。言い訳なんてするなみっともない」
部下が理由を伝えて、上司が「訳が分からない」と言うやり取りがループした後。
部下が「すみません、全て私が悪かったです。次は気を付けます」
上司「そうか、わかった」
てな感じでやり取りが終わった。
このやりとりを見ていて、言い訳を認めない上司には問題がある。


「人員が足りないので、間に合いませんでした」いわゆる言い訳をするのと、「すみません、全て私が悪かったです。次は気を付けます」と言い訳をしないで謝る。
後者の方が潔いので、支持したくなる気持ちは分かる。少し考えてみると後者はただ謝っただけなので情報としては何ら得るものがないということになる。
何かしらの対策を取ることもできない。また同じことが起こるだろう。
前者は言い訳こそしているものの、「人が足りなかった」という失敗の原因についての情報を提供している。こんなことは、もっと前もって報告することで対策できたというツッコミがありそう。
対策を取ることが出来るのは、前者である。原因が人員が足りないなら、次からは、人を増やすことで、納期を間に合わせることが出来るだろう。


もちろん、自己保身だけの為にする言い訳もある。対策する為に役に立たない情報ばかりの言い訳を聞く必要は無い。
そういう言い訳には、「理由になっていない」と却下すればいい。ただ、言い訳だからと言って全て否定的に捉えて「言い訳するな」と言ってしまっては、対策もできない。


確かに、ミスが起こったときに言い訳をせずに全て自分の責任とする態度はたしかに立派に見えるが、原因が有るなら説明するべきだし、上司もそれを聞くべきである。
原因がに向き合わないとまた同じミスを繰り返す。次につなげる為にも、意味のある言い訳までも排除してはいけない。