進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

現代社会の身分制度

海外ではまだ身分制度が有るみたいだが、現代の日本では、身分制度は無くなったという建前が有る。
しかし、日本でも身分制度あるように感じる。

例えば、
労働者と資本家。正社員と派遣社員。日本人と外国人。
と言った差は立場の差であって、身分の差は無いはずなのに働いていると何故か身分の差を感じてしまう。
仕事をする前は、働いてお金を稼ぐ人は偉くて、仕事をしない無職は身分が低いと考えていたが、実際には、労働者の身分は低過ぎると思う。


給与を稼ぐために仕事をしているだけなのに、プライベートを犠牲にして働かされる。プライベートを犠牲にせずに仕事をしない人が異常とされる会社もある。
仕事の為にプライベートを犠牲にしないといけないなんて、囚人と変わらない。
労働者は、タダ真面目に働いているだけなのに、貶され、怒られ、馬鹿にされて理不尽な思いをしないといけない。
また、部下にパワハラをして踏ん反り返っている上司も経営者から無茶な要求をされても拒否できない。
パワハラ上司や経営者でも消費者には頭が上がらない。


労働者は、お金を貰って仕事をしているんだから客の要求に答えて当たり前なんて言われそうだけど、お金を貰っているから何をしてもいいという考え方は、奴隷に対してやることだ。
お金を貰っているから何をしても良いはずがない。


大して利益になりそうに無い客であっても労働者は、いつも笑顔で声のトーンを上げて、丁寧な対応をしている。
理不尽なクレーマーに対しても、余程のことがない限り反抗することは許されない。上司や経営者でも理不尽なクレーマーに丁寧な対応をしている。
クレーマーの怒りが収まって帰るまで、ずっと耐えている。


職場で偉い人でも、労働者をしているうちは、消費者からの呪縛から解放されない。
どこの職場でも顧客第一と言われている日本では、労働者が消費者に対してより一層下手に出ることが求められるだろう。


日本には身分制度は無いはずなのに、労働者の身分だけが低い。
お金を貰っているから、当然だという考え方も間違っている。消費者が払ったお金のほんの一部しか労働者に入らない。
労働者は、身分が低いし、給与も安い。このことを踏まえた上で、消費者として労働者と関わって欲しい。そうすることで、理不尽なクレームを付けようと思わないはずだ。


労働者に理不尽なクレームを付けたら今度、自分が労働者になったときに同じ様なことをされるかもしれない。
労働者同士、仕事を快適にやれる環境を作っていこう。