原発に関するニュースを見ていると原発廃炉の方向で進んでいる。
僕は最終的には原発は無いほうがいいと思う。原発を無くす前にやることはあると思う。
安定した電力をどうやって確保するのか考えるべきである。
自然エネルギーが有るが、安定して供給できない。風力発電は風が吹かない時は発電出来ない。
太陽光発電も晴れている時でないと発電出来ない。太陽光発電は家庭向きでもない。電力を多く使うのは冬だ。
冬のほうが室内と外の温度差が高いので、部屋をエアコンで温めようとすると電力が多くいる。一方で冬のほうが日照時間が短い。
太陽光パネルを設置しようとすれば、土地がいる。建物や道路が有るところに設置するには無理がある。広い土地を確保するためには、森林を伐採する必要がある。
風力発電や太陽光発電などの自然エネルギーで発電で原発を止めても、日本国内の電力を賄うためには、どれだけの土地がいるのだろうか。
太陽光発電を行う為に日本の森林を全て太陽光のパネルにしたり、木を風力発電の風車に置き換える位でないと電力が供給出来ないなんて話を聞いた事が有る。
火力発電だと安定して供給できるが、化石燃料を使う。地球温暖化の原因が化石燃料を使用する際に発生する二酸化炭素だ言われている。
結局、電気を原発以外の方法で発電すると自然に負荷をかけることになる。ついでにコストも上がり経済的な負荷もかかる。
海外に目を向けてみると、ヨーロッパでも自然エネルギーでの発電には取り組んでいる。しかし、発電のメインは原子力発電である。
ドイツは、原子力発電を行っていないが、原子力発電大国であるフランスから電気を買っている。
原発を持っていない国も、原発で発電した電力を使っている。
こうしたおかしなことが起こっている。
日本でも、化石エネルギーを使わないようにするために、電気自動車の開発に力を入れている企業が有る。
電気自動車はガソリンを使わずに、走行できる代わりに、充電しないといけない。
その電力を火力発電で得ていたら電気自動車にする意味がない。
化石エネルギーを車で燃やすか発電所で燃やすかの違いしかない。電気自動車を作ったとしても化石エネルギーを使うことになる。
他にも目を向けると、原発差し止めに関する裁判も行われている。ネットで検索するとすぐに出てくる。
伊方原発の再稼働、高裁が容認 差し止め仮処分取り消し
原発反対するのはいいけど、どうやって電力を供給するかの議論があまりにも無責任すぎる。
日本で原発をめぐる問題を見ていると、金儲けの道具になっているように思える。
原発廃炉に関するコストは、国民に降りかかる。政府は「コストがかかるなら増税で補う」と言った発想しかない。
一度上がった税金はなかなか下がらない。原発廃炉の問題が済んで、コストがかからなくなっても、税金は高いままになる。
本当に、労働者の立場からすると勘弁してほしい。
僕は、原発は最終的には無くせばいいと考えている。
事故が起こるとリスクは有る。今すぐ無くすのは少し乱暴な考え方である。
世界的に見ても、電力供給のベースは原子力発電なんだから、日本も同じようにすればいい。
原発で発電して電力を供給すると、儲かる。その儲かったお金で、原発に代わる電力の発電方法の研究に使えばいい。
原発に代わる電力方法が確立された時点で、新しい方法に切り替えることで、環境や経済に負荷をかけることとなく電力が供給できる。
