世間のイメージでは、高卒よりも大卒、大卒よりも大学院卒のほうがいい。
学歴が高いほうが優秀で給与が高いイメージがある。確かに、平均を取ると年収も高くて、知識も多くある傾向があるだろう。
このデータを見ると、親や学校の先生としてはみんなに大学進学を進めるだろう。
しかし、誰でに対しても大学に進学を進めるべきではないと思う。
みんなの中には、大学を卒業しなくても就ける仕事をしたい人もいる。例えば、人間関係が無い職場である工場の現場で働きたい人にとっては大卒の学歴があれあば逆に不利になると思う。
大学を出れば、総合職に就く傾向があると思う。そうすると、会議に出る機会が増えるだろう。仕事中に客先に出向いて仕事をするとそこには必ず人間関係が生まれる。
簡単な仕事をしたいと考える人にとっても大学を出る利点がない。
雇われて仕事をするうえで僕は大卒だけど様に人間関係が苦手で、能力も高くない人は、大卒の学歴は邪魔でしかない。
大学を出ていると、能力が高いから、難しい仕事をすることを求められる。ミスをした時は「大卒なのにこんなことも分からないのか」という説教が追加される。高卒ならこんなことは言われない。
仕事に対する目標も大卒だと高くて当たり前の様に言われる。
大企業に就職している人は、高卒と大卒との給与差が出るかもしれないが。安月給の中小企業に就職すると、高卒も大卒も給与の差が出ない。
初任給の差が2～3万円程有るが、昇給が少ないので開かない。2～3万円の差の為に、大卒の学歴を得る為には高校性の時に受験勉強をして合格してから、大学を4年かけて卒業して、学費も支払うことは必須である。
特待生と言った例外もあるが、95％以上の大学生は学費を払うと思う。
2～3万円の為に、これだけの時間と費用をかけていては、割に合わない。
確かに高卒のほうが給与は安いが、4年間と学費が安いアドバンテージを大卒がひっくり返すにはかなりの時間がかかる。
若い時は、ずっと高卒の人のほうが、経済的に余裕があるはずだ。
大卒のほうが大企業に入社できるイメージがあるが、僕の印象は逆だ。
同じ企業に就職した従業員の学歴を比べると大卒のほうが高卒より偏差値が高い高校を出ている傾向があると思う。
だから、大卒が進学せずに就職したとすると、大学を卒業した後に就職するより大企業に就職出来ていると思う。
大卒で就職するよりも高卒で就職したほうが、給与が高い大手に就職できる可能性がある。
大卒のほうが平均年収が高いとか知識が多いからみんなに進めることは間違っている。本人の希望や適性を考慮して大卒のほうが有利に働く仕事に就きたい人だけ進学するべきだと思う。
他にの大卒にはリスクもある。
大学受験で、現役合格することが出来ない人もいる。
大学には入れても、留年する人もいる。留年して卒業できない人もいるだろうし。卒業するまでに、7年かかった人もいる。
留年すると就職に不利になるだけでなく、学費もかかる。こうなると、高卒よりもお金を持ったり使うことが困難になると思う。
今は、猫も杓子も大学に進学させたがる。しかし、大学を立たとしても、いい会社に就職できない可能性もある。
自分の子供の出来が良くないと思うと、無理に大学に行かそうとするのでなく、就職に有利な工業高校に行かせて、高卒で就職した方が将来、幸せになると思う。
高卒のほうが、留年リスクも少ないしかかる学費も少ないので、奨学金を抱えてから社会に出ることもない。
出来が良くないのに、大卒で就職すると難しい仕事を振られる。このことが、ストレスに感じて仕事をしたくなくなることも有る。
学歴が高いほうが優秀で給与が高いイメージがあるが、誰にでも当てはまるとは限らない。
大卒の資格が、生きる上で邪魔になる人もいる。だから、大学の進学は本人の希望や適性を考慮してからにして欲しい。
