進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

楽したいなら高卒で働いた方が良い

大学を出ていると、給与が高くなり雇用も安定して、卒業後の人生が楽になると言われたことが有る。
僕は、一応大学を出て、働いてからしばらくして気が付いたが、大卒がそんなに良いもの出ないと思う。
昔はそうだったかもしれないが、現代では大卒がいいとするのは怪しい。最近は学歴よりどこに就職するかの方が重要な気がする。


高卒で大手に就職する方が、偏差値50当たりの大学を出て中小企業に就職する大卒より給与が高くなる可能性は高い。
高卒で大手に入って、同じ会社の大卒と比べると、給与が安く感じるかもしれないが、大学を出て大手に入ると就職の難易度が高い。
中途半端な大学を出てしまったら、大手に入れる人は数%だ。留年したり中退する人も高校に比べて多いので、更に低くなる。
なので、高卒で大手に入れたからと言って、大卒で大手に入れるとは限らない。
僕も中学校の能力が同じ位の同級生で、工業高校に入り、大手に就職した知り合いがいるが、お互い会社に勤め続けた場合、僕は給与で勝てる気がしない。
学歴より大手に入れるかが、後の給与が決まると思う。
給与以外にも利点がある。それは、早く働くことだ。


高卒だろ4年間早く働く。就職後は寮に入いる。もしくは、実家から通勤して生活費を浮かせて、貯蓄に回すと年間200万円程溜まる。
4年間溜めたとして800万円になる。それを、インデックス投資で年利3%で運用したら、定年を迎える約40年後には、2610万円になっている。これだけの金額が有れば、稼げない年になったときの蓄えになるので、動ける間は最低限の生活費を稼いで自由の過ごす選択もできる。
労働者にとって、この額は無視できない額だ。
一方で大卒は、金融資産が0どころか、奨学金を借りて卒業して、働くことも有り得る。私立だと授業料が年に100万円程かかる。これを奨学金で支払ったら。400万円の借金を抱えての卒業になる。
これを毎月返済して、40歳になった頃に返済が終わると考えると、気持ちが暗くなる。
一方で高卒は、金融資産が800万円である。差額は1200万円になる。
高卒が大手で大卒が中小なら、給与が高卒を上回ることもない。この差は永遠に埋まらない。


給与が高くなるからと言う理由で大学に行かない方が良いと思う。
大学を出る利点があるとすれば、大卒しか就けない職に就けることだと思う。例えば医者や大学教授になりたいなら大学を出る価値が有ると思う。
これらの職業は、大学に4年通うだけではなれない。勉強もハードで中々なれる職業ではない。
殆どの人は、就職することになる。


労働者をしていれば、高卒も大卒も給与以外の待遇もたいして変わらない。
受験勉強を頑張ったからと言って、週休4日で働けたり、定時が15時になることは無い。学歴に関係なく拘束時間は同じだ。
待遇も変わらない。
大学を出ても、高卒と大して給与が変わらないなら、せめて労働時間が短くなったり、休みが増えるなら、大学入試を頑張って卒業し、就職する価値が有る。
現状だと、利点が無い気がする。むしろ、大卒より高卒の方が利点が多い。


受験勉強をしたくない人は、工業高校に行く方が良い。
大学入試を受ける人は、模試試験で大体どの程度の大学に入れるか分かる。偏差値が低い大学にしか行けないなら就職にシフトした方が良い。
中途半端な大学に入っても、中小で薄給を貰いながら、無駄に時間を過ごすのがオチだ。


将来楽をしたいなら、大卒の方が良いと言われるが、僕は楽したいなら高卒の方が良いと思う。