進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

ピンクゴールドの価値観について

有名なyoutuberが企画てピンクゴールドの高級腕時計を買って付けたが、8時間で終了したらしい。
どうやら、同にアレルギーを持っていて、腕時計を付ける度に、じんましんが出るようだ。

ピンクゴールドは、ホワイトゴールドやイエローゴールドよりもピンクがかっている。この色は、同を混ぜることでピンクかかて見えている。
金、銀、銅を混ぜて作られている。金の割合が70~80%程である。混合率はメーカーにより様々なので、メーカーによって色味が微妙に変わる。
もしピンクゴールドの定義が決まっていないなら、金の純度を下げて、銅や銀の純度が高いピンクゴールドを作ることもできる。
価格は変動はするものの、金は1グラム当たりの価格が5000円程で、銀が70円程、銅は1円となる。銅と銀の純度が上がれば価格が下がるのは明確だ。
価格差からすると、ピンクゴールドに含まれる銅や銀は不純物の様に思える。
宝飾業界では「日本人の肌にはピンクゴールドが馴染む」と言われることが多い。本当にそうなんだろうか。
金に比べて、単価が安い銀、銅を混ぜている分、安く作れるからそう言っている様にも思える。名前にゴールドが入っているから、豪華感は出る。
ピンクゴールドを売りたいと考えるのは、商売人の人情でないかと思ってしまう。

ピンクゴールドはアクセサリに使う材料に向いていない。銅が含まれることはあまり良くないと思う。
銅は酸化しやすい材料で、表面に酸化膜が張ることで、色が変色する。十円玉を見るとわかりやすい。出来立ての十円玉は綺麗だが、長年使われるにつれ変色して綺麗な色は失われていく。
金や銀は、同に比べると変色しにくい。
ピンクゴールドは酸化しやすい銅を含んでいるので、銅の性質も持つ。この銅が加わることで、ピンクゴールドは、長年使われることによって変色してしまう。
購入したときに色を維持しようと思ったら、表面を磨くなどして、メンテナンスをしないといけない。
アクセサリをメンテナンスせずに使いたい人にとって、ピンクゴールドは、不向きな材料だ。

ピンクゴールドの材料としての価値の話に戻るが。
今となっては、金と比べて銅や銀は安いが、江戸時代では、銅や銀は金と同じかそれ以上の価値があったのでないだろうか。
銅の漢字を見ると、金と同じと書いて銅と書くことから、銅と金は同じ価値があったのでないだろうか。
銀は、金に良いと書いて銀と書くことから、金より銀の方が価値があった。
実際に、日本では金より金の方が価値があった頃があった。日本以外の国では、銀より金の方が価値があった。
この頃に、外国から銀を日本に持ち込んで、金と交換すると、最初に積んでいて銀の量より金の量が増える。
次は、日本以外の国にその金を持ち込んで銀と交換すると、持ち込んだ金の量より銀の量が増える。
その銀を日本に持ち込んで金に帰るとまた、金の量が増える。これを繰り返すことで、金の量が増え続ける。
こんなことをされると、日本から金が無くなってしまう。一方で、日本に金を持ち込んだ人が儲ける。
世界と歩調を合わせないと、損失を出すことになる。

時代によって材料の価値は変わる。変わるのは、材料の価値だけでない。
労働の価値も変わると思う。景気が右肩上がりで、労働力が足りない時は、各企業は労働力を確保する為に、年功序列や退職金を用意して労働者の囲い込みがされていた。
正社員として、定年まで働くことが、労働者にとっても利点があった。
定年まで働くことが良いとされる価値観が残っていると思うが、昔に出来たものである。
今も、古い価値観に囚われて定年まで働くことが良いとは思えない。昇給は少ないし、退職金は出ない企業も増えている。
働き方も時代に合った働き方をした方がいい。
年功序列や退職金が少ないもしくは無いなら、我慢をしてまで仕事を続ける必要は無い。不満が有ればぶちまける位でいいはずだ。ぶちまけたとしても最悪の事態は、リストラである。
会社に長くいる利点がないなら、リストラは全くリスクにならない。
給与に不満が有れば、辞めて転職した方が上がることもある。

時代に合ったことをしないと損する。