進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

生産性を上げたら給与が下がる

生産性が上がったら、給与が上がると考えて居る従業員が沢山いると思う。残念ながら、上がらない。生産性に比例して給与が上がるのは経営者や資本家だけである。 従業員が必死に働いて、自動化、効率を上げて業務をした。その結果、少人数で仕事が回せるようになった。経営者はもっと儲けるために、従業員の数を減らして業務をする。解雇しなくても、人が辞めたても新しい人員を補充しないなど、人を減らすのは可能だ。雇用が減るので、少ない求人に多数の応募者が増えて、悪い条件でも働かざるを、得ない状態になる。賃金を得ないと生活ができないので、働かない選択ができる人は殆ど居ない。条件が悪くても妥協して働くので、給与が下がる。生産性が上がれば、少数の従業員で事業が回せるので、雇用が減って、給与も減る。大事なことは、生産性が上がれば、従業員の給与は下がるである。 必死に働いて生産性を上げる従業員は沢山いると思うが、上げる目的は、自身の給与を上げるためであるが、実際には自分の給与を下げるためにしている。だから、給与が上がらない仕事はするべきでない。生産性が上がれば、機械が自動的にモノを生産する社会に近づいていく。雇用は減って、給与も減っていく。利益が得れるのは、自動的に生産できる設備を持つ株主や経営者だけになっていく。必死に働いても、労働者より金融資産を持っている人を儲けさせるだけである。 自動化によって、職を失った労働者は、必死に仕事を探す。見つからなければ、絶望する。採用されても、劣悪な環境で働く。従業員はそんな社会を実現するために、生産性を上げている。せめて、生産性を上げるなら、多額の給与をもらって、何年か働いたら、給与を得なくても生活ができるなら、頑張る値打ちがある。少なくとも、生活費を払ったら殆ど給与が残らないなら、生産性を上げる価値はない。 自動化すると給与が下がるネガティブなことを書いたが、本来は歓迎すべきことである。自動的にモノが生産できるなら、人は働く必要性がない。勝手にモノが生産できて売れるなら、利益が出続ける。その利益を、みんなで共用したら、働かなくてもお金が振り込まれる。そのお金で生活すればいい。生活費を稼ぐために労働をする時代が終わる。働かなくても生活ができるので、嫌な労働はする必要がなくなる。従順に働いているだけなら、こんな時代が来ても、自動的にお金が振り込まれることはない。給与のために働く人がいれば、周りの人にとって都合が悪い。嫌な仕事でも生活のために必要だから、安い給与でも引き受けてくれる。その人から搾取するだけで儲かってしまう。儲ける人が、資本家や経営者である。従業員は、従順に働くのでなくて、生産性を上げたなら、給与を要求する。仕事を失ったら、政府から支援を求めるべきだ。そうすることで、自動化によって得る利益の恩恵を受けれる。 働かなくても誰も困らないので、罪悪感を持たないでもいい。働かなくても自動的にモノの生産ができる。働かないでも、モノは十分に供給できる。賃金以外の収入を得ても、誰かが労働して得たお金の一部を貰っている訳でない。機械が自動的に生み出したお金なので、貰うのに罪悪感を持つ必要がない。自動化が進むたびに給与が上がる。最終的には働かないでもお金が貰える社会が実現する。そんな社会を実現するためにも、自己主張する従業員になるべきだ。