進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

少子高齢化は歓迎するべき

学生の頃の友人との飲み会で安い給与明細を公開したら、募金が集まりそうになったサイタマです。もちろん受け取ってないですよ。
日本での少子高齢化は、晩婚化や非婚化が進むと、一人当たりが産む子供の数が減る。
非婚化の原因は、男性でも非正規社員が増えて、収入が安定しないもしくは、収入が少ないから結婚できないと考える男性が増えて未婚化や未婚化が進む。そうると、子供が減って少子化が進み、人口が減って大変だなんて話をよく聞く。
簡単に言うと、稼げない男性が少ないから、少子化が進むといったものである。
僕は、稼げない男性代表として、言いたい。少子化と男性の収入は関係ない。根本的な原因は、人口密度が高すぎるからだ。
稼げない男性が少ないから、少子化が進むというのは、結果と課程が逆になっている。熱が出たから、風を引くと言っている位おかしなことを言っている。


日本の人口密度は先進国の中では高い。
日本は、335.38人/km2
イギリス271.09人/km2
ドイツ231.53人/km2
イタリア201.07人/km2
アメリカ33.14人/km2
となっている。
余談だけど、僕は、人口が他国の人口密度と同じかそれ以下になると、日本でも子供が増えると考えている。
過去100年振り返ると日本の出生率が一番高い年は1949年である。これは戦後人口が減ったので、出生率が上がって人口が増えてのでないだろうか。

人口密度が高いから子供を産みたいと思う人が減ると思う。日本では、結婚してから子供を産む人が殆どで、結婚と子供を持つことはセットだと考えてもいいはずだ。
子供を持たなくていいと思う人が増えることは、結婚しなくてもいいと思う人も増える。
結婚しなくてもいいと思うと、結婚相手としていい人を選ぶ傾向が有る。言い方を変えると相手に妥協しない。
例えば、性格、容姿、年齢、給与などで、納得いく相手がいれば結婚してもいいと思うはずだ。納得いく相手がいないと結婚しない選択も出来る。
逆に、絶対に結婚しないといけないと思うと、いい言い方ではないが妥協してでも結婚する。
就職に例える。絶対に就職しないといけないと思うと、妥協してでも社員になろうとする。そこがブラック企業であると薄々感じていながらも就職する人は居るはずだ。そのうちの一人が僕だ。


確かに収入が高い男性の結婚率は高い。年収が高い人が結婚率は高いから、年収が上がれば未婚率は下がると考えるのは、浅はかだと思う。
結婚願望が無い女性でも、年収が上位30%の男性だと結婚してもいいと考えている可能性もある。収入が多いか少ないかは、相対的な評価でしかない。例えば、日本で低所得とされる人でも、北朝鮮に行けば、高所得者になるだろう。
過去の未婚率を調べると、今より貧しい時代でも未婚率は一桁であった。収入が高くなると結婚出来るなら、昔より年収が上がって豊になった現代の人は、フルタイムで働いてさえいれば結婚できるだけの年収はあるはずだ。
実際には、昔から現代に近づくにつれ未婚率は上がり続けている。年収と未婚率は関係が無いと考えられる。
未婚化が進むと、人口が減って、生活が貧しくなるなんて思うかもしれないが、人口減と豊かさは関係ない。

貧しくなる理由に未婚率が上がって少子高齢化が進むと、お年寄りを少ない若い人で支える必要があるという考え方がある。
人口が減って日本が貧しくなる。なんて悲観するかもしれないが、そんな必要は無い。
むしろ、人口が増えることを、悲観するべきでないだろうか。映画で、人口が増えすぎて、人類滅亡なんて話がある。これは大袈裟だけど、人口が増えることで、生活が貧しくなることは有る。
人口が増えると、食べ物をたくさん確保しないといけない。
資源を多い人数で負担するから生産性が下がるので貧しくなる。貧しい人が一杯集まっても年寄を支えることが出来るのだろうか。
人口が増えると簡単に人が簡単に集まるので労働も過酷になる。人口が多いと、求人を出せば容易に人を集めることが出来るので、安い給与でも簡単に人を確保できる。人口が増えると時給が下がる要因になる。
かつてのインドでは、人が多すぎて、洗濯ものを人が手で持って乾くまで持っていたと言う話を聞いたことが有る。人が物干し竿の変わりをしていたということだ。
人口が増えることは、貧しくなる要因になる。逆に人口が減ることは、歓迎するべきことだ。


人口が減ると、一人当たりの生産性が上がる。一人当たりに振り当てられる資産が多くなる。資産が多いと利益を得やすくなるので年収が増える。
農業に例えると、人口が多いと農地を多い人数で分けることになる。そうなると、一人当たりに振り当てられる農地が狭くなるので、生産量は減る。
人口が減ると、農地を少ない人数で農地を分けることになるので一人当てりに振り当てられる農地が広くなるので生産量は増える。
これと同じで、製造業でも人口が減ると一人当たりに、振り当てられる設備の量が増えるので、生産性が上がり、給与も多く貰うことが出来るはずだ。
もし、生産量が増えたのに、給与が全く上がらないなら、転職をお勧めする。

人口が減ったことで、年収が上がった市区町村も有る。日本で総務省発表の資料より全国1741市区町村の所得を算出した結果を示す。
参考 https://www.nenshuu.net/prefecture/shotoku/in_shotoku_city_past.php?nen=2015
1位東京都港区で平均年収1023万円
2位東京都千代田区で平均年収848万円
3位北海道猿払村で平均年収784万円
4位東京都渋谷区で平均年収736万円
5位兵庫県芦屋市で平均年収612万円

平均年収が高い市区町村の上位5位を見ると、妥当なところが出ていると思うかもしれないが。よく見ると3位に北海道猿払村が入っている。書き間違えだと思うかもしれないが間違えていない。
猿払村は、主にホタテの水揚げ地として知られ、漁獲量は日本一となっている。猿払村では、人口が減ったことで一人当たりに振り当てられる漁場が広くなった結果、平均年収が上がった。
他に相続にしても、子供が少ない方が一人当たりの分配量は多くなる。資産が多くなると、投資をした際の利益が多くなるので、所得が増える要素もなる。
雇われて労働するにしても、人が少なくなると高い給与を払わないと人の確保が出来ないので収入は増える。高い報酬が払えない会社は潰れるので、給与が安い従業員は減る。人口が減ると平均所得が増える要素が多く有る。

平均年収と人口の関係を見ると、人口が減ると貧しくなる考え方は間違えている。人口が減ることは、年収が上がる要素になる。
男性の年収が下がったから未婚化が進むのでない。みんなが結婚して子供を産んだから、平均年収が下がってしまったと考えるべきでないだろうか。
結果と課程が逆転している。
人口が減ると貧しくなる考え方は、人から搾取して利益を上げることしかできないブラック企業の経営者などが広げたデマでしかないと、僕は考えている。

人口減は悲観視するよりむしろ歓迎するべきだと思う。
人口が減り続けることも無い。今は人口が多すぎるので減っているだけだと思う。適正な人口を割るとまた人口は増えるから気にする。