進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

世間体の悪い生き方がいい

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30代になっても独身で給与は初任給のサイタマです。30代独身、低所得、といいったパワーワードが並ぶが気にしない気にしない。

親世代からすると世間体がいい生き方みたいなものが有ると思う。
世間体がいい生き方と言えば、学校を卒業して新卒で入った会社に定年まで勤める。定年までに結婚して家を買って子供を育てるというイメージだと思う。
親の期待に答える為にも世間体がいい生き方をしようと思う子供もいるだろう。
しかし、こんな生き方は今の時代だと大変だと思う。


学校を卒業することは、難しくは無い。その後が、時代に合ってないハードな生き方になる。
新卒で入った会社を定年まで続けることが難しい。就職した会社の労働環境が良くてなお且つ倒産しなければ、定年まで続けることが出来るだろう。こんな会社に就職できる人は、ほんの一握りしかいない。
殆どの人は、ブラック企業に入ることになる。真面目に働いているだけなのに、怒られ、けなされ、馬鹿にされて、理不尽な思いをしないといけない。
正社員だと長時間拘束される。冷静に考えると定時まで働くだけでも長い。通勤時間や休憩時間を加えると定時帰宅できても1日に10時間は拘束される。それに、残業まで加わる。
悪い会社なら長時間残業で体調を崩すところまであるだろう。
理不尽な思いをして長時間拘束されてもその見返りとして、少しばかりの給与が貰えるだけだ。節約しないと、貯蓄もできない。
こんな労働環境で定年までの約40年も働くには、相当な忍耐力がいる。
定年の年齢が引き上げられる可能性もあるので、大卒でも約40年以上働くことになるかもしれない。
これだけ働いても、自由に使えるお金は多くないと思う。

働いて得た少ない給与で結婚して家を買うとさらに節約生活しないといけない。
親世代だとほぼみんな結婚できていたが、今の結婚適齢期と言われる男性は、4人に1人は生涯未婚になるといわれている。
自然に結婚できない世の中になっている。自然に結婚できないと、婚活して結婚することになる。
こうなると、平日は仕事で拘束されて、休日は婚活にお金と時間を浪費することになる。婚活してもいい人に出会えるとも限らないのに、貴重な休日やお金を費やすのも疲れる。
婚活して結婚して家を買うことになると、30年以上のローンを組むことがになる。30年もローンを組むと借りた金額が返済を終える頃には、1.5倍になっていることも有る。
家にかかる税金やリフォーム代の支払いをするとなるとローン返済中は、仕事を辞めることもできない。昇給や手当が少ない会社だと、残業をしないと生活が維持できなくなる。
ローンの返済が出来なくなって、家を差し押さえされると、借金だけ残ることも有る。ローンの返済が精神的なストレスになることも有る。

 

親世代も世間体がいい生き方は、大変な生き方をすることになる。
逆に世間体の悪い生き方は、職を転々としたり、フリーターや無職になる。結婚は出来ないので親に孫を見せることは出来ない。


今の時代には、世間体の悪い生き方のほうがあっていると思う。
就職してもブラック企業だと辞めてしまった方が、自由な時間を得ることが出来るし、理不尽な耐えながら仕事をしなくてもいい。
今は時給が高い、非正規の仕事があるので、お金がいるときだけ働いて、必要が無い時は無職をするくらいのほうが、楽しい人生を送れそうだ。
親世代も世間体がいい生き方より、世間体の悪い生き方の方がいい。


親世代も世間体がいい生き方を子供に望むと思う。それは、親の世代はそのような生き方が時代に合っていたからだと思う。悪気があるわけでない。
時代が変わるから、親世代にとっていい生き方が子供世代にとって生き方だと限らない。
親が若い時は、30年位前だったと思う。
30年位前であれば、正社員であれば終身雇用や年功序列があった。年齢に応じて給与が上がっていけば、ローンの返済や結婚して子供を育てることもできたと思う。
土地の値段は下がらないと言われていた。だから、家を建てると資産になっていた。
それと比べると今は、正社員と家を建てる魅力が無い。
そう考えると、世間体がいい生き方が報わないかもしれない。今は、世間体の悪い生き方の方が魅力に感じてしまう。