進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

家は買ってはいけない

最近の災害を見ていると、千葉では2度の台風直撃で屋根が飛ばされ、酷い雨漏りをしている。雨漏りした住宅の価値は無くなっただろう。
修理するにしても相当な資金が必要になる。修理を待っている間にまた雨が降れば家が更に傷む。

タワーマンションが建つ武蔵小杉では、下水が噴出したなんていわれている。下水と聞くと、う〇この臭いがする印象がある。
実際に住む人が言うには、臭いはしなかったと言われるが、風評被害によってマンション価格が下がる可能性もある。
住人が少なくなると思えば、ショッピングモールなども撤退したり、新しく立たないので、不便な場所になれば、更に価値が下がる。

こうした被害を見ていると、もし、ローン返済中ならと考えると怖くなる。
ローン返済中の家の修理の為に更にローンを組む。修理ローンが通ったとしても返済期間が伸びる。
そもそも、住宅ローンは定年まで働く前提で組んでいるので、かなり無理なローンだと思う。更にローンの返済額が増えれば、定年後まで働くことになりそうだ。
家が治ったとしても、また被害を受ける可能性は有る。そうなれば、亡くなった後も家のローンを払うことになりそうだ。家の為に働き続ける。
家なんてタダの入れ物だ。入れ物の為に働くのは馬鹿らしい。

もし、修理ローンが通らないと自分で修理しないと住めない。住宅ローンの返済が終わる前に、家が無くなることもあり得る。
無い家のローンを返済する為に、働くのはかなり辛いと思う。
仕事が好きな人は、いいかもしれなが、仕事嫌いな人からすると、人生を棒に振ることになる。
保険が有るが、災害なのでどこまで保障するか分からない。多額の保障がされたとしても、保険料が上がる。板挟み状態だ。

リスクを取ってまで家を買うべきでないと思う。ローンを組むにしても5年位にするべきだと思う。
返済中に家が無くなっても、5年以下なら働く気になれそうだ。これが30年となると、現役の時間をほぼ失うことになる。


家は、借りるべきだと思う。賃貸だと、災害で損失を受ければ大家に文句を言えばいい。対応に納得いかないなら引越しと言う選択も出来る。
賃貸のメリットは、選択肢の多さだと思う。給与所得で家を買ってしまうと、そこに住む以外の選択が容易に出来ない。
賃貸の欠点として、賃貸を払っても何も残らないなんて言われるが、家のローンも同じだと思う。
30年ローンを組むとすると30年間はローンを払うことになる。銀行の金利も有るので3000万円借りて3000万円返すでは済まない。
金利が2%なら、最初は年間に金利が60万円付く。3%なら90万円だ。金利を考慮すると4000万円位返すのだろうか。
自分の家を所有すると、固定資産税の支払はずっと払うことになる。マンションを所有すると毎月修繕費用の積み立てが必要だ。古くなれば追加の修繕費の支払も発生することも有るらしい。
災害の経済的なリスクのおまけ付きだ。途中で返済を辞めるには破産しかない。
ローンの返済は長期に渡るし、返済後も支払は有る。賃料を払うのと何が違うのか分からない。

家が資産だというのも怪しい。
人口が減って買い手が付かない場所に家を建ててしまったら、売れないので資産にならない。
かつて高級受託街と言われたところでも空き家が出来ている。
今でも価値が無い土地に家を買って財産になるとは思えない。


返済できるにしても経済的に辛い時期がある。
日本人は家族の人数と収入がピークの時に過剰に大きな家を買う、当然ローンの額も大きくなるので長期化する。
ピークは20年もすれば過ぎる。20年もすれば子供が家を出る。収入のピークも20年すれば過ぎる。うちはブラックだから、ずっと初任給の人は、ずっとローンの支払が辛い。
それに対いてローンは30年位あるので、ピーク後も支払う。


マイホームが有ると老後住めるなんて言えるが、年を取ると歩けない可能性もあるので、完全にバリアフリーの家でないと住るとは言えない。
マイホームを所有しながら、老人ホームに入る人も多い。
確かに、現状では、高齢者が賃貸を借りるのは難しい。しかし、今後は人口が減るので空き家率が今以上に高くなるはずだ。
貸し手側は「高齢者に貸さない」なんて言える状況ではなくなっていく。


老後も高い賃料を払うのかキツイと言われるが、そうなれば、賃料が安い物件に住み替えればいい。
老後に限らず、現役の頃でも同じことが出来る。
サラリーマンをする上で住み替えは大きな利点になる。仕事が辛ければ給与が下がるリスクを抱えていてもすぐに辞めれる。これはでかい。

 

サラリーマンは災害のリスクや将来の支払を考えると賃貸の方が良いと思う。
賃料が高いなら引っ越せる。災害によって経済的なリスクは所有者がもつ。居住者が賃貸なら関係が無い。