進撃の社畜

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70歳以上まで「働きたい」のでなく「働かされる」

こんな記事が出ていた。70歳以上まで働くことを希望している人が居るらしい。働きたくない僕からすると悲報だ。

 

「70歳以上まで働く」3割に 老後に不安77% 日経調査 :日本経済新聞

参考記事によると「何歳まで働きますか?」という質問に対する回答は「70から74歳」は14%、「75歳以上」は12%となっており、「70歳以上まで働く」と答えた人は3割である。働いている人に限定すると37%に上る。
調査結果を見ると、仕事の愚痴を言ったり、「辞めたい」と言っている割に、ずっと働きたい人は多くいるの印象を受ける。
しかし。この問い方だと本当は働きたくない人も含まれる問い方で、「70歳以上まで働く」と答えた人は3割の中に働きたくない人も含まれているかもしれない。

 

現状の定年については、企業の定年を65歳まで引き上げるという話が出てから久しいが、現状では、60歳で一旦定年を迎えて、継続雇用制度によって65歳までの雇用を保証しているい状態である。
「70歳以上まで働く」と答えた人は3割いることから、近い将来に定年は65歳に引き上げられて、継続雇用制度が引き上げられるのでないだろうか。
実際にはそれをさらに超えて働くことを想定している人もいるから、65歳を超える定年延長の制度が導入される可能性は高いかもしれない。
過去にさかのぼると定年が55歳の時代もあった。そこから58歳になり、今の60歳になっている。歴史を見ても、定年が引き上げられているので、同じ様に引き上げれるのだろう。


参考にした記事の話に戻す。
「何歳まで働きますか?」という質問に対して気になる点がある。この問い方だと、これだと単に予定を聞く問い方で、事情があって仕方なく働く人も「働くと」答える。
この問い方に対して「何歳まで働きたいですか?」と質問できる。違いは小さいように思えるが「何歳まで働きますか?」と意味合いは違ってくる。
もし「何歳まで働きたいですか?」と質問したら、70歳を過ぎて働きたい人は相当数減るはずだ。
70歳以上まで働くと答えた人のなかには、本当は70歳になったらもう働きたくないけど、老後の生活費や病気などの費用が不安が有ったり、身内に経済的な負担をかけたくないからお金を出来るだけ持っておきたいから働くしかない。
だから自分は70歳を過ぎても働くと答えた人は、多くいるはずだ。おそらく資産額が少ない人の方が、70歳を過ぎても働くと答える割合が高いくなる傾向が出るはずだ。
「70歳以上まで働く」と答えた人の実態は、70歳以上まで働くことを希望しているのでなく。老後の経済的な不安から働かないといけない人である可能性は高い。


人生100年」なんて言われている。僕も身内に90歳まで生きそうな人が居る。
寿命が延びると、老後の期間が長くなる分、生活費の備えは必要になる。
今は、年金も当てにならない。確かに年金は、破綻する可能性は無いとされてるが、貰える額は減るだろう。年金はかけた金額と支給される額が同じになる様に計算されて支給される。
今後、少子高齢化を迎えると予測されているので、納める人が減り、受け取る人が増えるので支給される額が減ることになるはずだ。もしくは、支給年齢の引き上げが予測される。年金では不十分なことが予想されるため、働いて老後の資金を得ないといけない。
企業も期待しない方がいい。以前なら、退職金で老後の生活を後押ししてくれたが、今は、退職金を支給しない企業も増えている。もしくは、減額する傾向が有るので、出ても期待できる程の金額がもらえないことも有る。
これらの事情を踏まえると本当は、70歳まで働きたくないけど、生活費が足りなくなることが不安だから、働くしかない。
これが、「70歳以上まで働く」と答えた人は3割の実態でないだろうか。働きたくないのに、70歳以上まで働くことは絶望しか感じない。
平均健康寿命は70歳になるので、70歳以上まで働くことは、体が動く間は働き続けることになると思う。


生涯現役という言葉が有る。生涯現役はいい意味で使われることが多い。
確かに、年をとっても体が動いて元気に働けることは幸せなことだと思う。早めに定年を迎えて暇を持て余すより、働く方がいいはずだ。
ただ、動いて働くだけでは、いいとされいる生涯現役を実現できない。やりたい仕事をできてこそ、生涯現役が実現できる。
仕事なら何でもいいわけでない。ストレスを感じる仕事で70歳以上まで働くことは不幸でしかない。
生涯現役で幸せに働く為には、やりたい仕事を見つけないいけない。

人生100年」時代になっても、年を取ってからの時間が長いだけだ。20代は10年間しか無し、30代も40代も同じである。
若い時間は限られているので、好きなことをしたらいいと思う。
今の時代は正社員で働いても、年金は満足に貰える保証は無いし、退職金も期待できないなら、正社員に拘る必要が無い。正社員に拘らなければ好きなことが出来ると思う。
学校を卒業した後に就職せずに色んな仕事をしてみて、やりたいと思出る仕事に出会えるまで職を変えてもいいと思う。

定職に就かなくても、最低限の生活費を稼ぎつつ、自力で稼げるように努力してみてもいいと思う。
70歳まで働くことが当たり前になれば、70歳未満であれば仕事が見つけることが出来る時代になる。70歳を過ぎるまでに自力で稼げるようになれば老後の不安は無くなる。


定年が70歳になると約50年働くと考えがちになる。しかし、50年間も雇われ仕事を続けることは難しい。70歳になるときに社会や自分がどうなっているかなんて全く予測は付かない。
考えたところで意味が無い。だから、僕は、老後のことなんて考えずに好きなことをして生きてたい。
50年間の間に、雇われ仕事をする時期があり、自力で仕事をする時期もあり、無職の時期が有るなど、いろんな時期が有る人生を過ごせたらいいなと思う。

 

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