進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

老後破産が羨ましい

老後破綻は恐れるべきことだとされていて、みんな避ける為に、定年まで年金を納めながらフルタイムで働く、個人年金に入る、貯蓄もしたり、色んな方法で老後の蓄えをしている。
現役の頃は窮屈な働き方をしているのでないかと思う。年金や退職金が欲しいと思えば、正社員として働くことになる。生活費以上の給与を貰っても貯蓄や個人年金の支払が有るので自由に使えない。
経済的にも時間的にも余裕がない働きを長年していると思う。長時間労働を定年までした結果、老後資金を溜めたが使い切ることなく亡くなってしまう人も多いのでないかと思う。
日本人は亡くなるときに一番お金を持っている。平均で3000万円もって亡くなる。平均なので、一部の金持ちが引き上げているので、労働者は3000万円未満だと思うが。それでも、お金を持って亡くなる人は多いはずだ。


労働者にとってお金は、自由時間を売って得たものである。お金を余らせて亡くなると言うことは、働き過ぎたか、若い間に節約しすぎたことになる。
余る程の貯蓄をしなければ、定年まで働かないで済んだ。途中でセミリタイヤする期間を儲けても良かったし、早めの引退もできて、若い時間を自由に過ごせた。
そのお金が有れば、経済的な理由で諦めた趣味を持つこともできたかもしれない。なんか、勿体ない。
働き過ぎない、むしろ足りないのが、老後破綻だと思う。趣味に使いつくした結果も破綻だと思う。


僕は、老後破綻は世間で思われている程悪いものでないと思う。
必要以上に働かない。破綻する人は、仕事が嫌ならやめる。辛い思いをしてまで働かない。辞めれば次の仕事をするまで、セミリタイヤ状態で好きなことが出来る。
金融資産が出来れば、アリーリタイヤして労働とは無縁の生き方をした時期も有ったかもしれない。若い間に自由な時間を過ごせる利点は大きい。
働いて稼いだお金を全て趣味に使っていたかもしれない。
若い間に趣味に使い切る。働かない期間が長期間にわたって休暇をとれた経験も出来て、その結果老後破綻したらなら羨ましい。
老後に経済的な余裕を持つより、若い間に自由時間が沢山ある。趣味にお金を使う方が楽しいと思う。


老後破綻したとしても、もう働けない年齢なので、生活保護が貰える。
若い間に労働時間を抑えて、老後は生活保護で過ごすのは、仕事嫌いにとって理想の生き方だと思う。
仕事が嫌いな僕からすると老後破綻は羨ましい。


他にも長生きできるとも限らない。定年が長くなっている。今は65歳まで働く前提になりつつある。今後は70歳になる可能性もある。
健康寿命は70歳なので、働いて老後の蓄えをしている間に健康寿命が終わってしまう人も増えていく。
そうなったときに、仕事嫌いは後悔する。現役のまま亡くなってもやりきれない。
ちょっと老後破綻する位の働き方の方がこうした後悔しない生き方が出来る。