進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

会社では苦労は過大評価され過ぎている

特に仕事では苦労がしたくないサイタマです。仕事で苦労しても給与は増えないし、仕事が楽になることが無い。

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苦労をすれば成長して成果が出るなんて言われるが、苦労して成果が出たためしがない。成果が出るときは、自主的にしていることが多い。他人から見て苦労してそうだと思われることでも、本人は苦労していないことは多いはずだ。
それにも拘わらず、「若い時の苦労は買ってでもしろ」という諺があるように、若いうちはとにかく苦労をしなければダメだというアドバイスをしてくる人が居る。特に年配の人がこうしたアドバイスをしてくることが多いと思う。
サラリーマンの世界では、こうした価値観はよく合致している。若い間に苦労することが良いこととされていて、苦労を避けようとする人は、けしからんとされる。
年配のサラリーマンは、「俺が若い時は、こんな苦労をした」と言った話が好きで、大体オチは「若い人も俺と同じ様に苦労しないといけない」と言ったことが多い。
若い人が苦労を避けるのは、若い頃に苦労したとされる年配のサラリーマンに全く魅力を感じていないからでないだろうか。
年配サラリーマンだとしても、給与が多いわけでないし、休日も多くない。会社での立場も部下と上司の間で板挟みになり、楽に仕事が出来るわけでない。
僕の職場もこうした価値観があるが、40代、50代になっても、給与を貰わないと、生活が維持できない。ローンが支払えなくなるので、仕事を辞めることもできない人ばかりである。
フルタイムで働いて貰う給与では足らず、残業をしないとローンの支払いが出来ない人も多くいる。若い時に苦労しても、こんな状態だと、苦労した価値無かったとしか思えない。
若い人からすると苦労した結果全く望まない状態になることが分かっている。苦労しても可哀そうなサラリーマンにしかなれないのは、苦労は意味が無かった証拠である。


そもそも、「苦労は尊くて、若いうちに苦労することは意味がある」といった主張は間違っている。苦労が過大に評価されているだけだとも思う。
苦労なんて避けた方がいいし、可能であれば苦労はしない方がいい。もし、苦労したいなら、自分で好きなだけ苦労すればいい。他の人に勧めるべきでない。
年配サラリーマンが「若い時に自分が苦労したことなので、部下も同じ苦労をすればいい」ことを強要しても、何の生産性が無いからだ。こうした主張をする人の本音は、自分が苦労して損をしたから、他の人も同じ様に苦労して損させたのだろう。
自分が苦労したのであれば、自分の部下が同じ様に苦労しない様に対策をするべきだと思う。こうした対策が出来る人が若い人から尊敬される。
いまだに同じ様な苦労しているなら、上司は何も改善できていない。


会社では、未だに年配サラリーマンは「俺は苦労してのだから、若い人も足るべきだ」という押し付けが多い気がする。こんなことをしても、無駄な苦労を何度も繰り返す、負の連鎖でしかない。
負の連鎖を断ち切ろうともせずに、偉そうに「若い人は苦労しべき」と言っていては、組織にとっても悪い影響が出る。
ただ単に、苦労をさせようとしている年配サラリーマンは、ろくに改善出来ないのに、偉そうにしている老害でしかない。
仕事の本質は、利益を上げることである。苦労することでない。苦労を推奨している人は、苦労することでいくら稼げたか言うべきだと思う。稼げるから苦労したというなら若い人も苦労したいと思うかもしれない。


会社では、成果主義だなんて言われるが、成果を評価する制度が無いと思う。一方で「苦労は過大評価されて、怠惰は過小評価されている」と思う。
本来なら成果が同じなら、楽にした方がいい。
苦労を過大評価することは辞めた方がいい。自分が苦労したから他の人に苦労を強制しても誰も得をしない。苦労の負の連鎖を断ち切ろう。