進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

「会社が不満なら自分で何とかしようと思わないの」と言う謎

経営者側の人に会社に対する不満を言うと「会社が不満なら自分で何とかしようと思わないの」と言われることが有る。
不満を言うとこうしたことを言われることは定番なんだろうか。僕以外にも言われた人がいる。タダの雇われでしかない従業員に何を期待しているのだろうか。
会社を変えるのは経営者の仕事であって、従業員には関係のないことだ。意味の無い期待をかけている暇が有ったら自分の仕事をしろと言ってやりたい。
従業員に会社を変えることを要求してくる企業は、ブラックな可能性が高いので、会社を変えようと頑張っても意味が無い。こうした企業では出来るだけ気楽に仕事をしよう。

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従業員が立ち上げた会社でないので、会社を変える義理は無い。
自分の会社では組織の改善をする為に努力をする価値はある。成果が出れば、全て自分の利益として返ってくる。利益を好きなように配分出来る。株主に配れば喜んでもらえるし。従業員に配れば、仕事を頑張ろうと思ってもらえる。
経営者であれば全て自分に返ってくる、従業員だと変えても何も返ってこない。会社は、利益を上げることが目的なので従業員に返ってこない仕組みになっている。
一端の雇われでしかない従業員が改善しても、報われない。給与が上がるか疑わしい。休日は増えない、残業が減ることも無い。労働時間に関してむしろ伸びることが有る。改善をしたところで、利点は何もない。
他人が作った会社に対して、途中から入った従業員がが改善する義理は無い。
そもそも、組織を変えることは経営者の仕事である。それを従業員に振ることは、仕事をせずに丸投げしているだけだ。トップが仕事を丸投げしている組織が良いはずがない。
会社を変えることを要求してくるところは、サビ残とか無償休日出勤など労基法違反していて、問題外の組織である可能性が高い。
個人で組織を変える実力がなるなら最初から会社を立ち上げている。これが出来ないから従業員になっている。


「会社が不満なら自分で何とかしようと思わないの」と言わて改善しようとすると、経営者からすると迷惑になる。会社ではなぜか一端の雇われでしかない従業員が経営者目線で仕事をしている。
こうした同僚にとっても迷惑だと思われる。
従業員目線で見たときに、会社に対する不満は給与や労働時間に関することや、人間関係のことだと思う。人間関係も解決しようと思えば給与を上げる以外に方法は無いと思う。
給与が安いと人が辞めていくので、次の人を雇うことになる。新人は、前任者より仕事は出来ないしミスが多くなるので、同僚や上司はストレスを感じる。また、お金の心配をしながら生活するのでさらにストレスが溜まる。
ストレスが溜まるにつれ、部下や同僚に対するあたりが強くなる。これがパワハラの原因になる。人間関係を良好にするために会社が出来ることは給与を上げることしかできない。


会社の利益と従業員の利益というのは基本的に表裏一体なので、従業員の給与を上げると会社が損する。改善ということはどちらかが損を強いるということでもある。
給与の改善を行うと、経営者だけでなく自分が経営者であると勘違いしている同僚や上司からも迷惑がられる。
会社からすると、改善しようとしている従業員を放置できない。おいておけば会社の利益を従業員に還元しようとするのでいち早く追い出したい存在になる。
不満が有るなら辞めろ不当に自主退職を促すようになる。結果的に経営者は「会社が不満なら自分で何とかしようと思わないの」といいつつ、やれば自主退職に追い込まれる。
従業員は組織を変える努力は出来ない。改善するにしても、従業員にとって損になることしかできない。自ら損をすることをする必要は無い。どっちにしろ、組織を変えることは損にしかならない。

組織に居る従業員は、変わることを面倒だと感じて、変わろうとしない。会社は、無難に生きたいと思っている人の集まりなので、改善をするということは非常にめんどくさがられる。
一端の雇われでしかない従業員が組織を変えようとしたら、経営者と経営者気分で仕事をしている同僚、その他の従業員からも反対される。こんな状態で動くのは困難だ。
変えたいなら組織でなく、職を変えた方がいい。

 

いつも思うことなんだが、経営者は、ただの雇われの従業員に期待しすぎだ。
組織を変えることは、経営者の仕事である。その経営者でも簡単に出来ることでない。
それを、従業員に求めるなんて、期待し過ぎる。従業員なんて安い給与しかもらっていない。自分でビジネスを育てる能力が無いから、他人のビジネスに乗っかっているだけだ。
今務めている企業も、その企業で働きたいからでなく、そこしか内定がもらえなかったから仕方なく働いているに過ぎない。
もし、今後生活出来ると思えるほどの資産が有れば雇われ仕事自体していないような人の集まりだ。
改善しても、待遇は良くならないことが分かれば余計にやる気が無くなる。


優秀な人を雇おうと思えばそれなりの報酬を払わないと来ない。
お金を払わずに優秀でいい人材はを集めるのは無理だ。安全にバンジージャンプをしたいけど、縄は付けたくないと言っているようなものだ。

組織を変える為に努力なんて無駄だ、そんなことをするなら出来るだけ仕事を楽にして余った力を、職を変えたり、副業を育てる為に使った方が有効だ。


結局のところ会社を変えても、自分にとって利点は無い。組織を変えることを要求してくる経営者は、自分の仕事を放置して他人に丸投げしているだけだ。経営者自らストライキしているようなものだ。
従業員も経営者と同じ様にストライキすればいい。現代版のストライキは退職することだ。