統一地方選が近い。僕の住む地域でも区議会議員と区長の選挙があるので、連日のように選挙カーが走っている。先日、自転車で走行中に同じ選挙カーに3回出会ってしまった。
その選挙カーでは、立候補者が名前を連呼しているだけだ。たまに「応援ありがとうございます」なんていっているが誰も応援していない。勝手に応援してもらっているかの様に演じている。
音量はかなり大きいので、家の中のいても聞こえてくる。選挙カーが通ると動画の音が聞こえないので、かなり迷惑している。
立候補者の名前を連呼することに意味が有るか疑問に思う。僕は、こんな意味が無いと思うことを連日している立候補者にネガティブな印象を持っている。
選挙カーで走り回っている立候補者には票を入れたくない。選挙カーを見ていると、複数の人が乗り込んでいて、他人を巻き込んで無駄なことをしているので、余計に印象が悪い。
悪い印象を持つ人は僕以外にもいるはずだ。それでもやる意味が有るからするのだろう。
そこで、候補者名の連呼と得票率の関係について調べ見みた。
その結果、名前の連呼には票を集める効果があるみたいだ。有権者は投票に行ってみたものの、票を入れたい立候補者がいない。そんなときは適当に入れるのだが、無意識に名前を何度も聞いた人に入れてしまうみたいだ。
こんな票の集め方をして、当選しても意味が無いと思う。
選挙カーで名前を連呼しているだけなのに、選挙活動だといっても良いものなのか。自身の名前を有権者に刻み込んだけなので、洗脳活動に近い。
選挙活動なら、政策を訴えて票を集めるべきでないだろうか。名前を連呼して、当選した人が、有権者の多くが望むことと違うことをすこともあり得る。
立候補者は、集会でも開いて、政策を訴えて票を集める様にして欲しい。名前の連呼は意味が無いだけでなく、迷惑だ。
騒音の問題になるので、そろそろ法律で規制するべきだ。
選挙カーで騒音を出して走りまわっても違法にならないが、改造した車やバイクが排気音が規制値以上であれば、罰金や免許の減点もされる。
選挙カーでの名前の連呼も排気音も無駄という点では変わりがないのだから、同じ様な扱いを受けるべきだ。選挙カーも排気音と同じ様に規制値を儲けるべきだ。
するなら、虫が飛ぶ位の音量で、名前の連呼をして欲しい。他人に迷惑が掛からない範囲内でやるべきだ。
「選挙カーで政策を訴えて欲しい」と思っていても、法律で車や船舶の上で政策を訴えることは、禁止されているが自動車の上において選挙運動のための連呼行為をすることは例外となっている。
法律はややこしい、ついでに連呼行為も違法にして欲しいところだ。連呼を禁止したところで誰も迷惑はしない。
立候補者からすると、無駄な行為だとわかっていても、法律で許されて数少ない選挙活動であり、票を集める為に効果がある。
「迷惑だ落選しろ」と100人に思われても、一方で名前を覚えて貰って票が200票が入ったりするので、やればやる程票を集める効果が有るのだろう。
だから、立候補者も仕方なく選挙カーに乗り込んで、名前を叫んでいるのだろう。
せっかく法律で、選挙カーにで政策を訴えることを禁止しているのだから、名前を連呼する行為も禁止したら選挙カーに自体が無くなる。
選挙カーを禁止したら、選挙活動する機会が減ると思われるかもしれないが、選挙カーで名前を連呼する労力と時間が無くなる。その時間を利用して合法的に政策を訴える機会を増やすことが出来る。
立候補者が政策の中身を説明する方が、立候補者や有権者にとって価値があると思う。
政策を知っていることで、有権者が期待していことをされる機会も減る。
政策が実行されているかの確認もできる。政策が実行できていないなら、働いていないことになるので、次の選挙では、票を入れないことで落せる。
選挙活動で政策をアピールする機会が増えることで、有権者が期待する政策が実施されるはずだ。
