進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

恐怖で人を動かそうとする人

日本が先進国になってからだいぶんたつと思うが、いまだに恐怖や脅しで人を動かそうとしている人がいようだ。
職場の後輩や部下に仕事をさせるために、怒鳴ったり、脅したりする上司を見かけたことが有る。
僕の職場だけでなく大きな組織になると一定数は、このように恐怖や脅しで人を動かそうとしている人がいると思う。

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恐怖で支配しようとする人はミスをしてしまった人に対して、恐怖を与えることで同じミスをしないようにする。
こんなやり方は、昔滅んだ社会主義国がやっていた方法だ。今では、北の委員長でもあきれるやり方だろう。
こんな、やり方はマネージメントと言えない。ただの動物の調教に近いので、人にしてもいい結果を招くことは無いだろう。
確かに怒られて恐怖を覚えた人は二度とミスしないようにすると思うが、同時に新しい方法で仕事をしようと思う気持ちも減っていく。同時にやる気もなくなっていく。
恐怖を覚えると、再びミスをした際に、本来ならミスの原因を考えて、再発防止方法を考えるはずなのに、まず言い訳を考えてしまう。言い訳に矛盾が生じるとまた指摘されて怒られるといった悪循環が起こる。
結果的に、新しいことをしようと思わなくなるし、ミスが無くならない。


恐怖を与えることによる弊害は、ミスをした際に、そのミスを隠そうとする人が出る。ミスが発生しても報告することが出来ればチーム内での対策ができるし大した問題にならずに済む場合がほとんどである。
ミスを隠すチームであれば、気が付いた時には手遅れになっていることもあるだろう。
以前にニュースで、旅行会社が高校の就学旅行の仕事を受けた際に、担当者がバスの手配を忘れていることがあった。
なぜか、就学旅行の担当者が高校に「就学旅行に行きたくない、もし修学旅行があると自分は自殺する」といった内容のメールを高校生が送ったかのように偽装して送ってた。
僕の予想だけど、この担当者の上司は恐怖で人を動かそうとしていた人ではないかと思う。メールを送った担当者は、この上司にミスを報告できず、隠ぺいするためにこの様なメールを送って問題になったと思う。
本来なら、ミスが発覚してすぐに上司に報告していれば、すぐに対策できたはずだ。
チーム内で発言しやす空気にしておくことは、マネージメントをするために重要だと思う。恐怖がこの空気を壊してしまう。


恐怖で人を動かそうとする人に、マネージメントができない人なので、上司としては失格だと言える。このような、上司は高い給与を受け取っていいはずが無い。
なので、このような上司は早く無職に転職することをお勧めする。恐怖で人を動かそうとする人がいなくなると、マネージメントしやすいチームになるし、部下のやる気も出るのではないだろうか。


残念ながら、実際にこのような恐怖で人を動かす人が無職に転職することは無い。
ならのこのようなタイプの上司の元で働くことになってしまったら、どう対応したらいいのだろうか。まず、上司以上に立場の高い人に相談する方法があるだろうけど、組織が腐っている場合は何も対応してもらえないかもしれない。
その際は、すぐに逃げる方法があるだろうけど、新入社員や次が決まっていない人ですぐにお金が無くなる人にとって逃げるという判断はしにくいと思う。
恐怖で人を動かそうする人の話を真に受けないことが大事だ。決して、自分を責めて自分は、ダメなやつなんだと思わない様にしよう。本当にダメなやつは、すぐに怒るやつだというくらいの気持ちを持ってもいい。

 

たまに、職場の研修などで「自分は入社直後から厳しい上司に怒鳴られながら仕事をしてきたので、ミスすることなく仕事を進めることができるようになった」と言う人を見かけたことがあるが、本当だろうが。
怒鳴られなくても、仕事の数をこなしていくうちにミスをしなくなったのではないだろうか。ここでは、怒鳴られたからではなく仕事の数をこなしたからミスせずに仕事ができるようになったというべきだ。
上司に怒鳴られることをプラスに捉えるのは、特殊な性癖がある人だけだろ。職場の研修は、くだらないことばかりしていて意味のないものであるが、性癖を暴露する場では無い。

恐怖や脅しで人を動かそうとしている人は、害しかない。