進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

新人の給与だけ昇給する企業は危険

新人にとって初めての昇給額が決まる頃だろう。
大幅に本給が上がって喜んでいる人もいるはずだ。昇給が多いことはうれしいことである。仕事が認められてと考えるかもしれない。
ベースアップして、新人だけでなく中堅以上の人の給与も上がっているなら直に喜んでいいと思う。
しかし、新人の給与だけが上がって、他の人の給与が上がっていないなら、素直に喜べない。

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新人の給与を上げる目的は、他社と給与を合わせておいて、求人を出した際に人を集める為である。
来年とる新人が、先輩より給与が高ければ、不公平である。その不公平感を緩和する為に、勤続年数数年の新人の給与を上げたに過ぎない。
昇給の目的は、人を集める為である。


新人だけ昇給して、中堅はない企業は将来の昇給が少なくなる。
昇給を勤続年数が上がるにつれて、昇給額を詰めて上げ幅を減らしている。言い方を変えれば、将来の昇給を先取りしているだけだ。
新人の今後の昇給額は減ることになる。長い目で見ると昇給が詰まっていって、長い目で見ると貰える給与の総額は大差ない。
新人だけ給与を上げる企業は、中堅を冷遇している。
今の中堅を冷遇されているが、新人も将来、中堅になることを忘れてはいけない。次に冷遇されるのは、新人である。
今いる会社の中堅と同じになりたくないなら、今のうに職場から逃げる準備をしておこう。


新人しか昇給しない企業は、人を雇って後は安く使い潰そうとしている。
給与は成果方式か経費方式で支払われる。
成果方式は、従業員が仕事で出した成果に応じて報酬が決まる。外資系企業に多い給与方式である。
経費方式は、従業員の生活費に応じて給与が決まる。日系企業に多い給与方式である。
新人に比べて中堅の方が出来る仕事量も多くなり、ミスも無くなるので、会社にとって利益になる人が多い。経費も中堅になるにつれ、結婚して子供が出来きて生活費が高くなる。
どちらの方式を用いても、中堅の給与が上がって、新人の方が上げ幅が少なくなるはずだ。
新人だけ上げるとなれば、成果方式か経費方式のどちらでもない。経営者自己都合方式で決まっているとしか思えない。
この方式は、経営者だけが利益を得るための給与体系である。経営者は従業員を利用して搾取することしか考えていない。
また、中堅は家族がいて、年齢も高くなっているから、冷遇しても辞めないと、なめ切っているのだろう。こんなことを平気でしてくる経営者をナメクジくそ野郎と呼んでやろう。


こうした企業では、従業員のことを全く考えない給与体系を採用している。
新人だけ昇給する企業は、「従業員は搾取する対象である」と宣言しているようなものである。
昇給がない会社では、仕事を頑張る値打ちが無い。舐めて仕事にかかろう。もちろん、自分の安全や利益に関わることは全力で取り組んだ上でのことである。
会社が従業員から搾取することだけを考えて給与を決めているなら、従業員も会社から搾取することだけを考えて仕事をしよう。

 

新人だけ昇給する企業はブラック企業である。中堅社員の給与が上がらないなら直に喜ぶどころか、悲しむべきかのしれない。
新人もいつかは中堅になり、昇給が無くなる可能性がある。
中堅になって生活費が上がり、仕事が辞めれなくなれば、ブラック企業に利用され続けるだろう。
こんな人生はつまらない。だから、自分が務め先がブラック企業だと気が付いたら、逃げる準備をするべきだ。
もしくは、会社から搾取する従業員を目指すべきである。
僕は、サラリーマン道を早い段階で左折してるから、会社から搾取する従業員になっている。