進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

企業が代わりに奨学金返済って有り得ない

学生の奨学金を代わりに返済する企業が有るみたいだ。
素晴らしい企業だぜひそんな会社に入りたいとはならない。働くことで企業が信用できなくなった。

社員の奨学金、企業が肩代わり 21年開始、千社近く利用

news.yahoo.co.jp

学生の頃だと素直に良い会社だと思えた。
10年も企業で働いていると企業が言うことを素直に聞けなくなる。汚い大人になってしまった。
僕が働いた環境では毎日、社是の唱和させられるわで、会社の繁栄の為だとか、株主を儲けさせる為だとか会社にとって都合のいい価値観ばかり植え付けられる。
末期になると、こっ恥ずかしい10のポエムみたいなものまで言わされた。
1つ、仕事は感謝(謝謝)を集める為にする。
1つ、みんなの笑顔は私の笑顔から。
1つ、最高のチームで働けるホコリ。
など
みたいな感じで10個のポエムまで唱和させられ。
目的は全部、仕事の目的を給与以外のものにすり替える為に行う。
実際に、会社が儲かっても工場が大きくなる。株式配当で還元されるで、勤続30年の役付きの上司でも給与は初任給だった。
新人が辞めて行くので確保が難しいから初任給を上げた際には、中堅以上のボーナスをカットして、初任給に回したりとやりたい放題。
流石、ワンマン企業だ。北朝鮮もこんなもんなんだろうな。この国は独裁者とその身内が豊かで、ロケットばっかり飛ばして国民が飢える。
職場も経営者一族だけが豊かで、従業員はギリギリの生活している人が多かった。
職場の文句を言い出すとキリが無いのでこの程度でとどめておく。

僕の職場まで程いのは稀だと信じたいけど、どのこ会社も似た様なものだと思う。
搾取する割合が少し違う程度になる。
奨学金の返済が企業が肩代わりすると言っているけど、経営者が夜な夜な仕事して返済分を稼ぐなんてことは有り得ない。
会社の所有者である株主が配当を削って奨学金に回すなんて行っても承諾しない。そんなことしたら社長の首が飛ぶんじゃないかと。
じゃー、どうするかと言うと削り易いところから削ろうってなる。
まず考えられるのは、今いる従業員に本来昇給で払う給与の一部をカットする。もしくは最初から増やそうとしてたボーナスの一部をカットして奨学金の返済に充てる。
新入社員だと関係ないやんと思われるかもしれないが、来年からカットされる側に回ってしまう。
もう一つは、初任給上げようと思ってた分を奨学金の返済に回す。
初任給を何年後かに21万円から23万円にしますと言ってもあまり宣伝にならない。奨学金の返済を肩代わりするといえば、同じ2万円でも宣伝になる。
結局のところ、奨学金の返済を丸々企業が持つなんて思えない。
何かしらの形で従業員からピンハネして奨学金の返済に充てているだけ。
こうした企業に奨学金がある学生が就職するとプラマイゼロになると思う。もし、奨学金が無い学生も全く同じ給与体系なら、奨学金が無い学生は損しそう。
あんまり職額金を肩代わりする条件を重視せずに、兎に角待遇の良い会社を目指した方が良い。


仕方が無いことだけど、今回の奨学金以外にも企業が普段の給与をピンハネして支払いに充てているものが有る。
ボーナスも退職金も社会保障もそうだ。
ボーナスが良いから就職してみたら、月給が安くて残業しても大して手取りが増えないとなる。
退職金って税金免除されるから普段の給与よりお得と思うかもしれないが、自己都合で辞めたら何割カットみたいになってて、結局普段の給与と税率変わらないとか。
社会保障が企業が半分持っていると思うかもしれないけど、その分も給与から天引きして支払いに充てている。
会社は儲けることが目的なので、従業員からいかに利益を引く出すかを考えてあの手この手を使ってくる。大人しく、従業員の為の支払しないよ。
奨学金の建て替えも同じ仕組みを使うとしか思えない。