ブラック企業での労働より生活保護の方が豊かな生活が出来る。
生活保護なら仕事のストレスは無い。通勤もしなくていい。収入も給与より多いかもしれない。
しかし、生活保護を受けると批判を受ける機会が多い。僕は生活保護者を批判する理由が分からない。
独身であれば、労働した方が給与が多いから欲しいものは買えるし、ローンを組んで車などの高価なものを買うこともできる。
殆どの既婚者だと、労働をしても生活費を払うと収入が無くなる程しか稼げない。ローンを組んでも返せないかもしれないと思うと、ローンを組もうとは思えない。
実質的にローンを組んで物が買えない。
求人を見ていると転職しても生活費が払えると思えない。生活保護より少ないんじゃないかと思う仕事も沢山有る。
給与が多いと思ったら固定残業を含んでいる。長時間残業をしたら給与が増えるのは当然である。
フルタイムで働いても生活保護より少ない給与で働いている人は、生活保護を受けて生活した方が良いと思う。
生活保護を受けると批判されるかもしれないが、僕は、生活保護が悪いのでなくて労働環境が悪いと思う。
フルタイムで働いても最低限の生活が出来ない程の給与しかもらえない。給与が安い企業に限って長時間労働が有る。パワハラ上司と仕事をすることも有るだろうし。
安い給与しかもらえないのに、私生活を犠牲にして仕事をすることが求められる。一端の雇われでしかない社畜が経営者気取りで「私生活を犠牲して仕事をしろ」的なことを言ってくる不思議な現象まで起こっている。
労働の不満を挙げだすとキリが無い。
これだけ苦労しても、生活が何とか出来る程の給与しかもらえない労働環境が悪過ぎる。
労働環境が劣悪になる原因になるのは経営者が一番悪い。次に悪いのは労働者である。
企業が労働環境を改善するきっかけは、従業員が辞める時である。従業員が減って確保出来ない時に、給与を上げて求人を出す。
長時間労働が原因で辞める労働者が増えれば、残業時間を減らす。
みんなが、我慢して仕事を続けている間は、労働環境の改善されあない。
経営者は利益を出す為に、仕事をしているのだから、労働者に払う給与は少ないと利益を出せる。長時間労働をさせることで少ない人数で仕事が回るので、残業が多い方が良いと思っている。
労働者が薄給で長時間労働をしていても、みんな仕事が好きだからやっていると解釈される。こんな状況では労働環境は良くならない。
いい労働環境で働きたいなら、仕事を辞めることが手っ取り早い。しかし、辞めても希望に合う求人すらないのが現状だと思う。
転職しても、給与が上がらないとなれば、結局今の職場に居続けることになってしまう。
薄給で長時間労働をしている人は、とりあえず辞めて生活保護で生活した方が良いと思う。
条件に合う求人が見つかれば受けて、内定が出れば生活保護を辞めて仕事を始めれるべきだ。
生活保護と給与を天秤にかけて生活保護の方が良いなら仕事を辞める人が多くなると、生活保護以下の求人を出す企業は、人が集まらない。生活保護以上の給与が払えない企業は潰れる。
仕事が辞める人が増えると、給与を上げて求人を出すか、自動化する。どっちにしろ労働環境は良くなる。
劣悪な労働環境で働いている場合は、辞めて生活保護を受けた方が良いと思う。
中には生活残業をしてでも、生き延びようとする社畜がいるが迷惑な存在でしかない。悪あがきせずに保護されて欲しい。
