進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

家計第一の経済政策は有るのか

家計第一政策を国民民主党が打ち出しているみたいだ。

blogos.com

確かに、家計第一の政策は魅力に感じるが、単なる理想に過ぎない。実現させるための具体的な方法が書かれていない政策は信用できない。
まるで、理想だけ掲げて実行でできないならやっていることは、共産主義国と同じでないだろうか。
共産主義はみんな平等と言っていながら、実際には、独裁者が豊かな生活をする一方で、国民は貧しい生活から抜け出せない。民主主義国以上に格差が有る様に思える。
家計第一の政策を実行した結果、社会主義国の様に貧しい人は更に貧しくなってしまう結果にならないか心配だ。
そもそも、経済では、豊かになるときはまず資産市場に影響が出る。お金が最後に浸透するのは、一般的な労働者である。
お金が増えて、消費が増えればお金を使う。そのお金は企業に入ってそこで再分配される。再分配は経営者が決める際に、最初に株主を儲けさせて、次に経営者や役員に分配したり、設備投資する。それでもお金が有れば従業員の給与が上がる。
なので、いきなり労働者を儲けさせる経済政策は難しい。もし、労働者を儲けさせたいなら、市場に有るお金を増やす続けるしかない。
市場にお金が沢山あって、企業も利益を出し続けると判断できたら、給与が上がるはずだ。


アベノミクスで豊かにしたのは、企業部門だけと言っているが、実際には金融緩和が中途半端だから、労働者の給与が増えなかった。
金融緩和でお金が回ったのは、企業だけで、従業員まで回るまでしなかったから給与が伸びない。その原因は、消費税増税で緊縮が掛かったからである。
増税分、国債の発行額を増やして金融緩和をもっとしないといけないのに、増やさなかった。
労働者の給与を上げる為には、もっと金融緩和を続ける。
そうなれば、景気が良くなり、仕事が増えて企業は人手不足に追い込まれて、経営者は渋々給与を上げないと人が確保できない。
人が集まらない企業は、高い給与で求人を出す。
労働者からすると、今の企業に勤めていて給与が上がればそのまま続ける。もし、上がらないなら転職しても給与が上がり易い環境に有る。
緩和が続けば、まず企業にお金が回りその一部が労働者にも回り始める。
金融緩和は、家計第一の政策であるはずだ。中途半端だから、家計が豊かにならない。
金融緩和を中途半端にさせているのは、民主党でないだろうか。
消費税増税を可決させたのは、民主党である。そのせいで、金融緩和が中途半端に終わってしまった。

 

国民民主党の政策では家計が苦しくなりそうだ。
「消費税増税は凍結」が出来れば家計は助かるが出来るのだろうか。
凍結といいながら、「もう決まったものだから仕方がない」と言って上げてしまいそうだ。
前回民主党が政権を取った時に、財政が危機だから消費税は上げる。緊縮政策をするわで、家計を苦しめる政権だった。
今回も同じ様に「消費税増税は凍結」と言いながら、増税して家計を苦しめる可能性が有る。


法人税には「最低税率」導入し、賃上げ減税をと言っているが、法人税が下がれば、給与を払って収益を減らす利点が無くなる。
最低税率なら、企業が儲かった時に利益を銀行に預けているだけ手元もお金が残る。一方で、法人税が高ければ、お金を手元に残すそうとすると税金が取られてしまう。
税金を納める位なら、従業員の給与を増やして払ってしまった方が得だと考えるはずだ。
法人税が高いと、利益が出たときの給与が上がる。一方で法人税が低ければ、利益が出たときに給与を上げても減税効果が少ない。
結果的に経営者が儲かって、労働者が貧しくなる。


マイナス金利はやめて金利を正常化。
日本には、純個人金融資産が1500兆円あるので、仮に1%の金利がつけば、15兆円が家計に移転することになります。
とのことだけど、個人金融資産をたくさん持っている人は豊かな人である。個人資産に金利を付けると、金持ちが更に資産を増やすだけである。
一方で、金利が上がると所得が低くて借金がある人には、返済額が大きくなって、家計が苦しくなる。
また、金利が上がると、借金が出来ない人が増える。みんなが借金しないと、市場に有るお金が増えないので、豊かになれない。

 

児童手当を増額し、3人子どもがいる家庭には1000万円給付とのことだ。
結婚して、3人子供を生める家計は、平均以上の所得が有る家計でないだろうか。そこそこ豊な家計なので、支援しても底上げ効果が少ない。
子供が2人の家計なら支援はしないのだろうか。
所得が少ない家計は、子供が少ない傾向が有ると思うので、3人以上に限定せずに、人数に応じて支援した方が効果的でないだろうか。


僕は小難しい政策をするより、財政支出を増やすべきだと思う。使い方を政治家が決めるのでなくて個人に決めて貰う為に、みんなに配ればいい。
現状だと、最初に金持ちにお金が回って、次に労働者にお金が回る仕組みになっている。途中でお金の流れが止まって、労働者に流れないことも有る。
なので、みんな平等に配れば、金持ちから労働者まで均等にお金が回って豊かになると思う。
一部の人に配るとなると、調査が大変でコストもかかるので、みんなに配れば、職員が無駄な仕事をせずに済むし、少ないコストでお金を配れていいと思う。