労働環境だけでなく、就職活動も腐りきっているなと感じた。
リクナビが就職辞退する可能性を企業に売っている一方で、就活生には「後悔の無い就職活動をしよう」と言い顔をして、学生に寄り添う行動をしている。
一方で、就活生の行動から「この学生は、○○％で内定辞退する」なんて情報を企業に売っている。
リクナビは就活生にとってのスパイである。寄り添ってくれるなら、企業のブラックな面も教えて欲しいものだ。
企業は、求人サイトで就活生に見せることといえば、綺麗な面しか見せない。
雇用条件に関しても都合がいい数字しか見せない。残業が無いといいつつ実際には残業代がつかないだけの企業もあった。
リクルータとして就職活動に参加する人は、会社が選んでいて、基本的には人当たりがいい人ばかり選んでいる。
いい人が多い企業だと思って入社したら、そうでも無かったといことも有る。
企業側だけ、他人に見せることを意識しておいて、学生は普段意思していない一面を見せるのは不公平だ。
働きだすと搾取されることは知っていたが、まさか働く前から搾取されているとは思わなかった。
企業側からの情報だけでは、労働環境がいい会社なのか判断できない。当然、自分が入社したい条件が満たされているかも判断できない。
学生からすると、いろんな会社を受けて、その中から出来るだけ条件がいい会社に入ろうとするのは仕方が無いことである。
そうした行為を企業側に知らせるなら、学生側にも受けた企業の情報を渡さないとフェアじゃ無い。
初任給だけでなくてどの程度昇給が有るかや、有給取得率や残業時間あたりは、公開して欲しい。
他には、休憩中の従業員の会話で出てくる愚痴を盗聴して聞けるようにしないと公平ではない。
就活生に伝える様に労働環境がいい会社ばかりなら、愚痴を言いつつ仕事をするサラリーマンは少ないだろうし。
ましてや、過労死やうつ病で会社に行けなくなる人は居ないはずだ。
就職後苦労する可能性を下げるために、内定を複数とっていい会社に入るのは当然だ。
企業側も内定辞退を避けないなら、情報を公開すればいい。他社よりいい条件で求人を出せば人は集まる。
企業間で条件を競い合えば、労働環境も良くなっていく。
採用試験を受ける段階で働く価値が無いと思えば、受けない。条件が自分に合うなら、採用試験を受けて内定が出れば入社するだろう。
条件をよくせずに内定辞退の可能性を買って、人を集めるような姑息なことをしている様子を見ていると、労働環境だけでなくて就職活動の環境も腐っていると思う。
つまらない情報を買うなら、給与を上げれば、内定辞退される可能性は下がる。おかしな方向にお金を使っている。
今後は、リクルートサイトを使わずに就職活動をすればいいと思う。リクルートサイトに払うコストもかからない。
個人でインターネット上に情報を投稿する時代なんだから、企業と個人が直接やり取りすればいい。
そうすれば、いつでも就職活動が出来る。お互いに都合が悪い部分を見せなくて済むのでフェアである。
その人のSNSを見ればどんな人なのか分かる。
企業側は、「この人はうちの会社に合う」と思えば直接面接の依頼をすればいい。
学生側も、SNSが自己紹介代わりになるから、履歴書は要らない。
入社後も常に企業から求人を受けることも出来るし、就職後にミスマッチだと思うとすぐに転職する選択しも有る。
良い面ばかり見せている企業からは、人が流出するから、実質的に内定事態されるようなものだ。なので、企業もありのままの情報を提供する様になる。
SNSを使えば、フェアな就職活動が出来る。
