進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

会社員は学生気分を抜く必要は無い

新入社員研修で言われる定番として「社会人なんだから学生気分を抜け」とうのが有る。
新人の頃は「そのとうりだ」と思っていたが、働くようになってからは「むしろ学生気分を持つべきだ」と思うようになった。

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僕は働きだしてからそこそこになるが、入社した当時と比べると学生気分が抜けていない自信がある。今後も抜く必要は無いと思っている。
学生気分で仕事をするつもりだ。後輩たちにも、学生気分を抜かないことを推奨しているくらいだ。
働いて分かることだが、学生気分を抜いても苦労しかしない。
苦労したい人は学生気分を抜けばいいと思う。苦労して働いて自分に良いことが返ってきたらいいが、職場では苦労は労働者がして、利益は経営者や出資者が受け取る仕組みになっている。
なので、僕はどうしても学生気分を抜く気になれない。


会社で「学生気分で働きたい」と言うと、上からは「甘えるな」と言われそうだが、労働者目線で見ると学生気分で働く利点が有る。

1つ目は、組織の為に尽くす要は働き方はしない。
学校は学問やスポーツを学んだりするなど目的で行く。学生は学ばせてもらう代わりに、学費を払うといったドライな関係である。学生は学校の為に尽くしたりすることが無い。
学生は自分の所属する組織を強く意識することもない。それが社会人になると、自分の人生と所属する会社を重ねあっわせて考える様になる。
会社での評価が低ければ落ち込んだり、認められて出世することが人生の目標になったりと、過度に組織と自分の人生を重ねてしまうと危険だと思う。こうした考え方を持つと仕事を過剰にしてしまい、体調を崩すことも有りえる。
学生の様に自分の人生と組織を切り離して考えるべきだと思う。


2つ目は、嫌ならさっさと辞めることが出来る。
大学生になれば、授業を取って初めだけ出席して自分に合わないと思えばすぐに辞めることが出来る。
部活やサークルも入部してみて、拘束時間が長かったり、人間関係が嫌なら逃げることが出来た。学校のイベントは参加か不参加は自由に選べた。
会社員になると、「自分に合わないから」とか「人間関係が嫌だから」という理由で辞めようとすれば、上司から非難を浴びせられる。学生気分が無い人は、不満を上司に伝えることもできないと思い込んでいるかもしれない。
その結果、逃げれずに辛い状況に耐え続ける人も居るはずだ。僕は、辞めるの選択肢は常に持っておくべきだと思う。


3つ目は、お金が無くても楽しく生活をしている。
社会人になると「お金が無い=不幸」と思い込んでいる人も居る。社会人になると学生の頃よりも沢山お金を稼いでいるにも拘わらず、学生の時より不幸に見える。
お金を使い込んでしまって、働かないと生活が維持できないと思い余裕が無いことも有る。
学生の時は、お金が無くても楽しく生活が出来ていた。学生の頃の金銭感覚を取り戻すことで、経済的な余裕が生まれるはずだし。
余裕が出来れば、仕事を気楽に出来るはずだ。気楽に仕事をしたときの最大のリスクはリストラだろう。
経済的に余裕のある生活をしていれば気楽に仕事が出来きて、会社に追い込まれることは無い。


4つ目は、誰かに頼れる。
学生の頃であれば仕送りを貰ったり、奨学金を借りて生活費に回すこともできた。
大学生であれば在学中に20歳を迎えても収入が無いので、免除を受けることも当たり前の様にしている。
社会人だと誰かに頼ることがいけないことだとされる。誰かに頼れずに苦労している人も居るはずだ。
学生気分が有ると困ったときは誰かに頼ることもできる。


従業員目線で見ると、学生気分で働きたくことは利点だらけである。
「学生気分を抜け」と言ってくる会社は、従業員に過負荷をかけて儲けようとしている意図が見え見えである。
僕は、学生気分は永遠に抜く必要は無いと思うし。行き詰まったら一旦辞めて、学生頃の様な生活をするのも有りだと思う。
お金が必要な時だけ働いて後は自由に暮らすのも悪くない。