進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

早出しても効果なし

会社員をしていると残業が当たり前の様に有る。後輩が「残業時間が長いと帰宅後に何もできない」と愚痴っていた。
帰宅後に遊べないから、夜はこれ以上残りたくないので早く帰る為に「朝早く出勤したい」と言っていた。
確かに、仕事量が決まっているなら、早く帰れるだろう。
残念なことに仕事量は決まっていない。早く帰っていると、余裕があると判断されて仕事量が増える。
結果的に、早く来ても帰宅時間は変わらなくなる。

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仕事はいくらでもある。仕事はまだあるが、残業して夜はこれ以上時間が伸ばせないから現状の時間で帰宅している。
もし、朝早く出勤して仕事をすれば、仕事量が増えるだけである。
1時間早く出勤して仕事をすれば、1日当たりの1時間分の仕事が追加される。
1時間早く出勤したが、帰る時間は同じで、労働時間だけが延びた結果になるだろう。
昼休みに仕事をしても同様の効果しかない。
他に残業時間を短縮する方法として生産性を上げるることも考えられるが、効果は無いだろう。
そんなことをしても喜ぶのは経営者だけだ、労働者は苦しくなるだけなので無駄な苦労は辞めておこう。
一度、朝早く出勤したり、昼休みに仕事をしてしまったら、次から当たり前の様に扱われる。


慢性的に残業がある企業では、労働者が努力しても残業時間は短くならない。
こうした企業の経営者の頭には「少ない人員で沢山の仕事をこなせば、自身が儲かる」といった発想しかない。
管理職も経営者の言いなりなので「部下に残業させろ」言われれば残業をしないと仕事が間に合わない予定を組むだけだ。
なので、朝早くきて、昼の休憩時間も働いても、その分納期を短くされてしまえば、結局残業時間は減らない。


残業時間を減らすには、組織を変えるしかないが、そんなことは一端の雇われで出来ることではない。
中には労働者が残業を望んでいる。やったとしても、煙たがられるだけだろう。やろうとするだけ無駄だ。
現実的には、仕事を放置して帰るか、転職して残業が無い職場に行くしかない。


仕事を放置すると、到底似合わない納期を組んでいることを棚に上げて、定時帰宅する人の責任だと詰め寄られて迷惑する。
説教されたりするのも面倒だし、反論しても疲れるので、残業した方が楽だとなる。結局、残業する羽目になる。


転職して定時帰宅出来る会社に行くのも難しい。定時帰宅が出来る会社は人が辞めないので、求人が出る機会が少ない。
出たとしても、人が殺到するので、内定が取りにくい。定時帰宅できる会社に転職するのは難しい。


定時帰宅を諦めるのは早い。
第三の道がある。それはセミリタイヤだ。ある程度の資産を持って仕事を辞めて後は必要に応じて働く。
定時帰宅したいならセミリタイヤしかない。
残業に嫌気がさしてセミリタイヤする人が増えれば、ブログやYouTubeで「仕事を辞めても何とかなる」と発信する人が増えれば、仕事を辞める人が続出する。
セミリタイヤが増えれば、本当に人手不足に陥いれば仕事が回らない。そうなった時に上司や経営者は定時帰宅を認めていればと後悔するだろう。