進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

強制セミリタイヤの時代が来る

大手でも中年社員のリストラや早期退職が行われているみたいだ。
そうなれば、中小企業では「大手企業がしているのだから中小では仕方ない」と謎の理論が成り立ち、容易にリストラが出来そうだ。
サラリーマンは簡単にリストラにされる時代が来る。
世間では人手不足と言われているが、求人を見る限りでは安い給与で働く人が不足していて、給与が高い人は必要とされていないと思う。


大手コンビニを例に挙げると、本部で給与が高い中年社員はリストラしたいが、末端のアルバイトは不足している状態なんだろう。
人手不足だなんて言われているが、安い給与でいつでもクビに出来る人が不足しているだけで、給与が高い中年社員は余っている。
出世頭以外は、リストラ対象になる時代になっているのだろう。労働者は報われないと時代になると思う。


リストラが増えると強制的にセミリタイヤする人が増える。
自己都合で辞めて無職になるには勇気が必要だが、リストラなら仕方がない。リストラされた直後は不満が出るだろが、フルタイムで働かない生活に慣れる人も出てくる。
仕事を始めるにしても、安い給与でいつでもクビに出来る人が不足しているので、こうした仕事に就く人が居る。
安い時給の仕事ならいつでもできるので長期に渡り同じ職場で働きたいと思わない。また、雇用主側もクビに出来るので、辞める人が続出する。
こんな状況では、労働に対しての意欲が相当低くなる。最低限働いて、後は好きなことをする人が増えるはずだ。


セミリタイヤに拍車をかけるのは、未婚率の高さだ。
既婚者であれば、家族を養う為にもフルタイム労働を続ける。リストラに遭っても、またフルタイム労働に復帰するが、独身であれば自分の生活費が払えたらいいのでフルタイム労働しなくてもなんとかなる。
最低限の生活であれば、月に10万円あれば足りる。貯蓄があれば、もっと収入が少なくても生活できてしまう。
月に10万円稼ぐと年収は120万円程なので、税金が殆ど引かれない。
フルタイム労働で年収何百万も稼いて、100万円以上の税金を納める生活より、年収120万円の生活の方が楽しいのでないかと思う。
働き方も自由度が高い。半年だけフルタイムで働いて半年休むこともできる。
平日が休みなら、すいている時間に好きなところに行ける。小型バイクで移動すれば、コストも少なくて済む。
サラリーマンが思っている以上に快適な生活が手に入ると思う。
こんな生活をしだしたら、フルタイム労働に復帰する気力が無くなりそうだ。
独身だと退職後に好きなところに住める利点もある。賃料の安い物件に住めば、生活費を抑えれる。


ネットが出来て、無料で時間が潰せる娯楽が有るので、昔より暇が無くなる。
暇だから働こうという人も減る。
中にはネットで収入を得る人も出てくる。そうなれば、雇われ仕事をする必要も無くなってしまう。


社会保障も有るので、お金に関する不安は軽減される。
安い時給で働くより、生活保護を貰った方が豊かに暮らせるなら、働く価値もなさそうだ。
老後の資金だなんていわれるが、低所得で年金を掛け続けるより、生活保護の方が支給金額が高くなることも有る。そうなれば、何の為に働いているか分からない。時間を無駄にしているだけだ。


現状だと、漠然とした不安がある。
辞めるにしても上司に「退職したい」と伝えにくい雰囲気がある。慣れた職場なので、転職して1からやり直すのも面倒だ。
結果的に「今の仕事を続けていた方が面倒なことをせずに済む」と思って続けている人が多いと思う。


リストラが退職のきっかけになったり、未婚率が上がることで、生活費が少ない人が増えることも有り、気が付いたら強制的にセミリタイヤしていた人が増加するのでないかと思う。