進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

利益目標を見ると搾取の度合いが分かる

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働いていると所属課の来季の利益目標を聞く機会が有る。
来季の売り上げは12億円で利益は1.2億円とのことだ。月に1000万円の利益目標にしていることになる。
その課の稼ぎで月に1000万円の利益を上げようとしている。仮に同じ規模の課が5つ有れば、月当たりの利益が5000万円になり、年に6億円の利益になる。
会社がワンマン企業だと、経営者が6億円利益を得ることになる。

一端の雇われの僕にとって6億と言っても想像が付かない。所属している1つの課に絞って考える。
経営者は月に1000万円の利益を得ることになる。このお金は経営者が好きに使えるお金になる。好きに使えると言っても設備投資が有るだろと言われそうだが、それは自分の事業なので好きに使っていると言っても過言ではない。
ブロガに例えると、記事を書く為に必要なパソコンやスマホや大きな机や、座り安い椅子を買っている様なものだ。
設備投資以外にも経営者なら好きに使える。自身の報酬や身内しか持っていない株式配当に回せる。自身しか使わない車や美術品を買うことも可能だ。
経営者が月に1000万円の利益を得る一方で、労働者は数十万円しか報酬を得ることが出来ない。新人だと月に20万円で昇給が無い会社だとずっと初任給の様な給与を貰う羽目になる。
経営者は、月に20万円しかもらっていない労働者から搾取して1000万円の利益を得ることになる。羨ましい。
そうすると、経営者が1000万円得る一方で労働者は20万円である。経営者がその課に対して大して利益を与える労働をすることは無い。
月収20万円の労働者は、経営者の働きの50分の1の働きでいいと思う。報酬が50分の1なんだから当然である。経営者は大した働きをしていないんだから、労働者はほぼゼロの働きで給与を貰っても文句はないはずだ。
もっと働いて欲しいなら、経営者との報酬差を狭めるべきだ。
また、労働者にとって会社は自分のものでもないので、経営者以上に気楽に働けばいい。

労働者は、労働者同士の給与差には敏感である。「あのおっさんは働かないのに給与は自分より多い」とか「大卒だから高卒の自分より多い」とか言っているが、たかが数万の差だろ。
経営者との差に注目するべきだ。50倍以上貰っている。そのお金は、仕事中は激務に耐えて、私生活では給与が少ない為に爪に火を灯す生活をしている。
その経営者が業務をする上でどの程度貢献しているのだろうか。殆どしていないだろ。むしろ、無駄な業務を増やして邪魔をしている。大して貢献していない経営者が労働者の何十倍も報酬を得ている方が不満に思うが自然だ。
経営者はその報酬に満足せずに、更に労働者から絞り取ろうとしている。
なので労働者も、利益目標を聞いて「必達だな」と思っている暇が有れば「目標が高すぎる給与を上げろ」と言うべきだ。経営者の前でおとなしくしていいるからいつまでも絞られる。
給与が上がらないなら、給与に見合う働きをするべきだ。
経営者が労働者の50倍の報酬を得ているなら、労働者の働きは経営者が所属している課に対して行う働きの50分の1でいい。そうすれば、殆ど働かなくても良いことに気が付く。