進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

若い時に苦労して年を取ってから楽をする

タイトルの価値観は嫌いだ。
苦労は売ってでもしたくない。こうした価値観は仕事をするときに良いとされている。
「若い時に苦労して年を取ってから楽をしろ」と言うのは、若い時に必死に働くと定年を迎えてから楽な生活が出来るといったことだろう。

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仕事が好きで、金曜日の夜が憂鬱で月曜日の朝合が楽しくて仕方が無い人には関係が無いだろう。出来れば、若い時に苦労して、年を取ってからも苦労をしたいのだろう。
僕みたいに仕事より休日がいい人にとっては、こんな価値観は間違いだと思う。
仕事は自分の自由時間を売ってお金に変えている。どうせ売るなら、若い時間でなくて年を取ってからの時間を売りたい。
人生において若い時間の方が大事だ。寿命が延びたと言われているが、年を取ってからの年齢が延びただけだ。いくら寿命が延びても20代は10年しかない。お兄さんでいれる間も短い、若い人も気が付けばオッサンになっているから気つけろ。
若い間の時間を売りたくは無いから、全く売らない訳にはいかない。最初から経済力のパラメータがカンストしているか、親に養ってもらっている間に自力で稼げる人以外は、労働をすることになる。
生活に最低限必要な金額を稼いで、売る時間は最低限にしたいものだ。


「年を取ってから楽をする」と言うと、若い間に時間を売って老後のお金を蓄えることになる。
労働をすることは「お金を稼ぐ=自由時間を売る」行為なので、若い時間を売って老後に回すことになる。
年を取れば、日頃から鍛えていないと、体力を維持できない。基本的には年と共に能力が落ちていくと思う。
若い時に働くとなると、一番元気な時に働いて、元気が無くなってきてから、自由に過ごすことになる。


僕は逆の方が良いと思う。体が動く時に自由に過ごしてこそ価値が有る。
オッサンになって思うことが、今やっている趣味は若い時に始めたものばかりだ。新しく始めた趣味は、ここ数年無い。
僕以外にも同じ様な人は多いのでないかと思う。年を取ってから自由になっても新しい趣味を始めることが出来るのか不安に思う。
お金が有っても趣味が無いと楽しめない。最低限の生活をするだけなら、お金が無くても年を取れば生活保護でなんとかなるとはずだ。
僕は若い時に楽をして、年を取ってから働きたい。
体が動かなくなって、やりたいことが無くなってから働いきたい。
仕事なんて、生活を充実させる為にしているのだから、最低限のお金を稼いで、後は今やりたいことを優先すべきだ。

そもそも、若い時から老後の為に働くことに無理がある。
老後の生活費は分からない。蓄えても物価上昇によって、目減りするかもしれない。
生活費も自動化が進んで安くなっているかもしれない。人口が減れば、マンションの賃貸も安くなるだろうし、家も相続して住むところに困らない可能性だってある。
そうなれば、若い時の貴重な時間を安い単価で売ったことになる。物価や生活費を考えると、老後の蓄えは年を取ってかたした方が合理的だ。
やっぱり、若い時より年を取ってから働いた方が良い。


「若い時に苦労して年を取ってから楽をしろ」と言うが、僕は若い時に好きなことをして年を取ってから働いた方が良いと思う。