進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

昇給額と目標値の設定は同じでいい

会社の目標値を見ていると、前年度のと比べて、生産性20%アップ、不良品30%削減というポスターを見かける。労働者もそのポスターに影響されたせいか、目標値を決めるときに二桁%の向上を掲げたりしている。目標値をあげすぎていると思う。他の課やグループが2桁向上なら、自身も同様の目標を立てる。労働者にとって、害にしかならない高い目標が立てられてしまう。

いい加減、そんな高い目標立てて自分の首を絞めるのは、辞めにしたい。適正な目標は、昇給の割合に近い値だと思う。現状だと、高い目標を達成しても給与が増えない。数十%の生産性を向上させたが昇給が数%なんて冗談みたいなことが起こる。改善成果の殆どを経営者が持っていく。だから、労働者は仕事が辛くなるのだ。全くしないとなると、高い昇給をする経営者に申し訳ない。だから、目標の適正値は昇給の割合と合わせることだ。本給が2%昇給するとすれば、今期の目標値も2%アップが適正だと思う。

多くの労働者は、給与が数%しか上がらないのに、目標値に数十%も掲げるのはやり過ぎた。昇給額を見たくないのは分かる。現実を見るのは辛い。目を仕向けたくなるのは分かるが。それでも一度は冷静に昇給額を見てから目標を決めるべきだ。そうすれば、目標値なんて数%あげれば十分なことに気が付く。

目標を掲げて成果を発表する際も容易にできる。まず、目標値の設定の説明が簡単だ。50%アップに設定した場合、何で50%にしたかの説明が難しい。聞かれると「何となくキリがよかったから」と曖昧な説明になってしまう。目標が数%アップなら説明は簡単で「仕事は給与の為にしている。給与分以上は成果を出す必要がない。だから、昇給額と目標値の設定を合わせた結果、数%の向上になった」と説明できる。説明できるということは理にかなっている。目標値が低いと達成も容易なので、苦労が少ない。

昇給が少ない労働者は、高すぎる目標を立てずに気楽に働ける目標にすればいい。昇給ができないということは、経営者も気楽に働いて成果を出せずにいるということだ。もしくは、私利私欲にお金を使っている。経営者が成果を出せない、私欲に使っているのだから、労働者が必死に働く必要はないと思う。