進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

環境や待遇は関係ないと言う人は信用できない

京セラの創業者である稲盛氏は、最初から経営者としてイケイケじゃなかったみたいだ。
学生の頃は受験勉強では志望校に通らづ、就職活動をするも内定が出ずに苦労していた。就職は大学の教授の紹介で内定が貰えたみたいだが、入社した会社の経営状態は悪く、銀行が運営している会社だった。
同僚が1人1人辞めて行き、稲盛氏も同僚と一緒に辞めて、自衛隊に入る予定だったみたいだ。自衛隊に入るには戸籍票が必要だったが、身内が「教授の推薦で入った会社だから辞めるな」と言われて戸籍票を送って貰えず、会社に残った。
仕方ないから、今の会社で必死に研究をした結果、成果が出て会社も儲かったとのことだ。
稲盛氏が置かれた環境は劣悪だったのは容易に想像が付く。その中で成果を出した。
だから、社畜も劣悪な環境でも成果を出せと言う話は、ブラック企業の経営者がしそうな話だ。
こうした発言をする経営者は自身の仕事を放棄している。儲けて働き易い環境を用意して、仕事に見合う給与を払うことが経営者としての仕事だ。


僕は劣悪な環境なら、転職をする。もしくは給与に見合う働きをすればいい。
劣悪な環境で頑張るのは経営者の方である。労働者に頑張って貰いたいなら、高い給与を支払うしかない。
労働者が成果を出したも経営者が真っ先に利益を得て、それを分配する。経営者が有利になる分配にするので、労働者に回ってくることは無い。
利益は、株主に配分されて、次に経営者が自分の報酬を増やして、会社の経費を増やして、会社を大きくして、それでも残れば内部留保を増やす。使って残れば節税する為に無駄ない工事をする。
その次位に、従業員の昇給に回すのかと思う程、給与は上がらない。ワンマン企業なら、株主も経営者だったり、常務や専務まで身内だったりする。
仕事で成果を出しても、労働者の回ってくることは無い。
逆に損失が出れば、最初に労働者の取り分が削られてと、必死に働いても報われることは無い。努力するなら、自分の事業でするべきだ。成果が出たら自分に返ってくることだけ努力すればいい。
末端の雇われが努力しても、株主や経営者が儲けるだけだ。


「劣悪な環境で成果を出せ」と言う経営者は、一見まともなことを言っているが、暴言でしかない。
給与は払わない、労働時間も青天井に有る中で成果を出せと言っている様なものだ。こんな状況で成果を出せと言うのは無理がある。
立場を入れ替えたらわかり易い。
労働者が「会社には数時間しか出社しない。労働もまともに提供しないが、高い給与を払え」と言っている様なものだ。
こんな労働者に高い給与を払う経営者は居ないだろ。これと同じで、劣悪な環境なら、まともに働いて労働力を提供する必要はない。
本給が安いと残業手当も安いので割に合わないと思えば、残業もする必要はない。


世の中のブラック企業の経営者は、一見真っ当なことを言っている様に見せかけて、搾取する為に洗脳してくるので気を付ける必要がある。
信用したら、気が付いた頃には洗脳されて、都合よく使いつぶされる。
経営者と言うより、教祖に近い人までいる。一層のこと会社なんてせずに宗教団体でも立ち上げたらいいのにと思う。
洗脳されて、社畜にならない為に出来ることは、給与分しか働かいことだ。給与分しか働かない。
働きに不満が有るなら「給与を持ってこい」と言うくらいでいい。