進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

ロスジェネレーション再来か

バブルの頃の就職活動と言えば、簡単に大手に就職出来る。就職活動をする時期になると同じ大学の先輩から、突然電話がかかってきて、食事に誘われて「うちに来ない」と声が掛けられるみたいだ。
バブルは1990年には終わっていたが、90年前半まではこんな状況が続いていたようだ。バブルが終わって後でも、しばらくは景気が良いとみんな思い込むみたいだ。
みんなが、あれ景気が悪くないと気が付いて採用が減ってしまう。90年代後半に就職活動した人が就職が出来ない。もしくは、薄給の仕事にしか就けない状況になった。
まだ、就職できた人は良いが、できないまま卒業してしまった人は、そのまま収就職できないまま中年になってしまう。
就職できた人はセーフだが、出来なかった人は悲惨だ。


今も同じ状況になりつつ有るのでないかと心配してしまう。厄介なのは、今は景気が落ち込んでいるのか分からないことだ。分かっていれば、転職したり、進学するか就職するかの判断も容易だ。
増税に、中国の感染症により景気が悪くなりつつ有るのでないかと思う。まだ、東京オリンピックがあるから景気が持っているが、終わった後あたりに景気が落ち込むのでないかと思う。
今までもオリンピックの後は景気が落ち込む傾向がある。景気が落ち込んだら、またロスジェネレーションが再来する。
今のうちに就職した人は、まだ良いが。景気が落ち込んだ後に就職出来ない状態が再来するのでないかと思う。
転職したりするのも、今のうちにしておかないと、出来なくなってしまう。


経営者も、景気が落ち込むのでないかと警戒している。昇給に慎重になる。ただでさえ少ない昇給が余計に減る。
景気が落ち込むと、企業がブラック化する。利益が出ないと昇給が出来ないというのも有るが、給与を払う目的は、人を確保する目的もある。
給与が良い求人が出ないとなると、転職出来ないので、退職者が出ないとなると、給与を上げるなくても人が確保できてしまう。
就職できた人は給与が上がらない、出来なかった人はそのまま年を取ってしまう状況に陥る暗黒時代が再来する。


暗黒時代を乗り切るためには、ローンを組んでまで物欲を満たさない。
出費を抑えて、昇給が無くても生活できる。失業しても、稼げる範囲の支出で生活をする。
節約して余ったお金は貯蓄にまわすと、貧乏くさい生活が合理的な生き方になる。
仕事では、昇給が少ないので高い評価を貰っても意味が無い。仕事が出来ても振られる仕事が増えるだけで、給与が上がらないので、可能な限り楽なポジションで働くことが労働者にとって利益になる。


景気が落ち込んで暗黒時代が再来すると、節約する、労力を提供しないことが合理的な選択となる。
社会にとっても悪い影響を与える。
そんな事態を避けるためにも、減税と既得権益を撤廃するべきだ。