進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

完全自動化は完全失業

改善発表会がある。
発表の目的は第1弾として生産性を上げる。そして最終目標は、完全自動化になっている。
生産性を上げる過程で、従業員を減らす。最終的には限りなくゼロにして人経費のカットが目的だ。

完全自動化が出来なくても生産性は上がっていく。その過程で利益は出るが、自動化を進めている労働者は利益を受け取れない。全く改善しない経営者や常務が利益をうけとる。
必死に改善して発表資料を作ってプレゼンする労働者が全く利益を受け取れない。一方でそれを気楽に聞いているだけの経営者が利益を独占する。
上手い仕組みが出来ている。
本来なら、利益が受け取れる経営者が改善と発表して、労働者が気楽に聞いていればいいと思う。
完全自動化したら、利益を独占できるのは経営者なので、本人が努力するべきだ。自動化によって職を失う労働者が努力していると悲しい気持ちになる。
経営者が改善できないなら、労働者に利益を分配する形で協力するのも有りだと思うが、現状だと改善だけして利益が受け取れない。経営者の働きをして、労働者の給与を受け取る。悪いところ取りである。


最終目標である完全自動化が達成できると同時に、完全失業も達成することになる。
経営者は自身の利益の為に労働者を必死に働かせて、労働者は自身の失業の為に必死に働く。
発表していいる労働者は、担当職から係長クラスだ。完全自動化が進むと恐らく現場のトップクラスと経営者側の人しか残らない。
これらに担当職から係長クラスは含まれないだろう。


改善発表までする人は、会社に忠誠を誓っている人だと思う。
必死に会社の為に働いて、利益が出たら自身の給与も上がると信じている人たちだ。
中には七夕イベントで「会社が儲かって、給与が上がりますようにと」書いている中年中堅労働者がいた。
発想がお子様だ。長年労働者をしているなら、いい加減上がらないことくらい気が付くべきだ。
「ピーターパンかよと」突っ込んでしまったのは内緒だが、利益が出ても会社の為に使われて、労働者の給与は上がらない。これが現実、夢ではない。


忠誠を誓って社畜をしている人は、自動化が進んで利益が出れば、自身の給与が上がると信じているのだろう。
現実は、運が良ければ解雇されて会社理由で辞めれる。運が悪ければ、退職するように誘導されて、自己都合で止めることになるだろう。
会社も自己都合で辞めて欲しい。退職金を何割引きで支給できる。大量に解雇すると補助金も受け取れない。次に人が必要になったときにハローワークで無料求人が出せない。
自己都合で辞めるほうが会社にとって利益になる。徹底的に搾取してくるだろう。


社畜は、解雇されない前提で支出をしているから、解雇されたら経済的に困る人も出てくる。
辞める前提で、資産を持ったり、運用していない人が多い。ローンまで抱えている人も居る。
社内規定で禁止されている副業もしていないだろうから、収入も失う。社会保障に頼って一時凌ぎして、また次の雇い先を探す羽目になる。
経済的に困らなくても、仕事以外にやることがなくて暇になってしまう。
会社に尽くして、完全自動化に貢献した結果がこれだと報われないだろう。


改善するなら、給与が上がることだけをすればいい。
改善する過程で高い給与を受け取れる。いざ、完全自動化が達成できて解雇されても、改善することで割増された分のお金で生活すればいい。


完全自動化による完全解雇に気をつけろ。