進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

プライマリーバランス黒字化でもデフォルトする

日本で、プライマリーバランスの黒字化を目指しているみたいだが、黒字化を達成したアルゼンチンがデフォルトしている。
アルゼンチンは、90年代初頭に経済危機に陥った。IMFに救済を求めた。IMFは、プライマリーバランスを黒字することを条件に融資した。
アルゼンチンでは歳出を削減し、マイナス成長をしつつも、プライマリーバランスの黒字化をした。
そのアルゼンチンがデフォルトしている。なんでだ。

アルゼンチンがデフォルト 債務交渉は来月まで延長 

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日本で、プライマリーバランスの黒字化を目指しているが、デフォルトを目指しているじゃないか。
黒字化することは、国債の発行を止めることである。政府は国債を発行すると、日銀に買い取らせて、当座預金が出来る。
政府が当座預金を使って、公共授業や補助金として使い誰かの口座に振り込まれる。
大雑把に言うと、国債が増えると誰かの預金が増える。預金が増えれば、使う。誰かの出費は誰かの収入なので、お金が回ってみんな経済的に豊かになれる。
逆にプライマリーバランスの黒字化をすると、国債発行をしない。お金の供給を止める。
国債残高を減らすとなれば、既に市場に出ているお金を吸収する行為である。所有している預金や現金が減る。
消費が落ち込めば、収入が減る。今、収入=支出の人や企業は赤字に転落する。政府が黒字なら、民間は赤字になる。
生産しても売れない社会になるので、生産を維持しても赤字になるだけである。企業は解雇したり、設備を売却して生産量を減らすだろう。総生産も下がる。
サービスやものが生産出来ない国と同等の経済力になっていく。
日本がプライマリーバランスの黒字化を達成し続けると、いつかは北朝鮮になれるのでないかと思う。