進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

プライマリーバランスの黒字化はリスクだらけ

プライマリーバランスの黒字化なんて、目標にしているのか理解できない。プライマリーバランスの黒字化は、政府の国債残高が多額になるのでこれ以上増やさないようにとのことだ。
一見正しいように思える点が厄介である。
プライマリーバランスの黒字化するとどうなるのかも、強調して欲しい。
黒字化することは新規国債の発行をしない。政府がお金の供給を止めると言っているみたいなもんだ。
今手持ちのお金で満足している人にとって都合がいい。しかし、そんな人は殆ど居ないだろう。多くの人はもっとお金を稼いで、資産を増やしたいと思っている。
政治で少数の人だけが得をする政策をしてどうするんだ。

一見、国債の発行を止めて、借金を増やさないといった考えは、一般的な家計においては重要なことであると思う。
しかし、財政と家計は違う。政府は寿命が無ければ、収入も無くならない。お金が足りないときは、国債を発行して、子会社である日銀に買い取らせれば、お金が手に入る。
一般家計に例えると、合法的に口座残高を好きに書き換えるパソコンを持っているみたいなもんで、それに両親は年を取らないオマケつきである。
借金があっても返済は何百年先でもいい。なんなら、返済しなくても問題ない。寿命が無いのだから、いつでも取り立ては出来る。
返済が必要なら、口座残高を変更して返済する手もある。そんな家計があったら、破産する気がしない。
残高を増やすには上限があるが、お金を増やし過ぎて、ものやサービスの量を超えてお金が使い切れない。物価が上がって、実質破綻状態に陥る。
今の、日本では物価が上がらないで困っているのだから、もっと国債発行して、お金を供給すればいい。

何をするにもリスクはある。
政府が借金を増やすリスクと、プライマリーバランスの黒字化のリスクを天秤にかけるべきだろう。
借金を増やすリスクは、物価が上がることである。今の日本では、物やサービスに対してお金が足りないからデフレが続いている。お金の供給によって物価が上がってもリスクにもならない。
一方で、プライマリーバランスの黒字化のリスクは、ものやサービスを提供しても、それを買うお金が無い状態に陥る。
倒産や失業者が増える。失業者の数と自殺者数の数は相関関係のある。経済が落ち込むだけでなく、人の命を失うリスクがある。
他にも預金がしこたま有って、働かなくても豊かな生活が出来る人もインフレによって損する。貯金の額は張らないので損した実感沸かない。
失業と比べたらリスクにもならないはずだ。

しこたま貯金を持っている人には悪いが、経済的に困っている人を救済する為にもプライマリーバランスの黒字化のを諦めるべきだろう。
プライマリーバランスの黒字化を諦めたら、国債発行で経済の立て直しが出来る。消費税減税をしてもいい。出来れば撤廃がいい。
撤廃だと、お金を使った人に、補助金が下りる仕組みになる。今まで5000円使うと、税込みで5500円になった。撤廃した後だと、5000円の支払いになる。
見方によっては、500円の補助金を出したことになる。お金を使う人が助かる仕組みになる。
国債の発行はお金を発行するのと同じ行為である。お金が足りないなら、足りない額を計算して、発行して補助金として配ってしまえばいい。
政府が決めて使うと、安部のマスクみたいに収束後に自宅に届く可能性もあり無駄に終わるかもしれない。
補助金として個人に配って、好きな様に使えば、経済の立て直しが出来る。
仮に、国債発行や減税によって、貯金がしこたま有る人が、不満をぶつけて来たら、政治家としては「国民が望んだからした」と言えば済む。

国債の発行は利点だらけだが、出来ない理由は、僕が勝手に予測だが、官僚の勘違いを認めることになる。
1997年以降は借金が増えてこれ以上国債発行すると大変なことになる。だから増税で税収を上げないといけないと散々騒いで緊縮財政をした。その結果、市場に有るお金が減り、潰れる企業と失業者が増えた。
経済的な理由によって亡くなる人も、年に1万人増えた年もある。

大失態をやらかして「全部間違いでした」とは、言えない。だから、今も緊縮を続けているのだと思う。特に官僚は偏差値教育のエリートで、学校では間違ってはいけないと、教えられてきた。
余計に、ミスを認めるわけには行かない。プライドが許さないのでないかと思う。
経済的に危機的状況に陥ったとしても「借金がやばい」と言い続けて、どうでもいい官僚としてのプライドを守るりたいのだろう。
その間に、経済的に困る人が出たとしても、プライドを守り抜く。

下らないプライドを捨てて、国債の発行をして経済的に困っている人を救済するべきだ。
借金が増えることが問題視される事態は起っていない。
国債残高が増えると金利が増えると、金利が増えると言うが、国債残高最高額を更新したが、マイナス金利である。
ハイパーインフレが起るとも言われるが、国債残高が増える一方なのに、未だにデフレ脱却できているのは怪しい状況だ。こんな状態では、ハイパーインフレなんて、夢のまた夢だろう。
インフレは国債残高自体は関係ないと言える。
国債発行して、いくら超えたらやばいのか教えて欲しい。過去の残高を見ると随分増えたが、国債が増えて困った話しは一切聞かない。
過去のデータを見ると、国債が増えるとヤバイ論は、間違いである。
いい加減、プライマリーバランスの黒字化といって、必要なときに、国債発行できない、減税も出来ない状態に陥っていることに気が付くべきだ。
将来困るかもしれないし、困らないかもしれないことを心配している場合ではない。今困っている人が居るのだから、救済をする為にも国債発行と減税をするべきだろう。

国債発行は、お金を発行する行為なんだから、発行できるうちはやてしまえばいい。減税も有効な手段である。
両方やって、経済が回復してフィーバし過ぎたときに、考えればいいことだ。経済が陥った時に考えても無駄だろう。
プライマリーバランス黒字化を目標に頑張った結果、日本経済が壊滅したでは意味が無い。

遠い未来にプライマーバランスの黒字化を目指すもの良いと思うが今ではない。現状ではリスクしかない。
リスクを避けたいなら、国債の発行して救済を選ぶべきだと思う。