進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

前澤氏の過去5年間の納税額をみて給与増やせと思った

前澤氏の過去5年間の納税額を公表している。毎年数十億もの納税をしつつ、シングルマザーを支援している。前澤氏に対して好意的なコメントが多く見られる。

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僕が納税額を見て思うことは「もっと給与を払えば良くないか」である。
数十億もの納税をしているなら、収入は相当なものだ。節税してその納税額だから、一般の労働者と比べ物にならない収入を得ている。
労働者が居なければ、数十億円もの納税が出来るほど儲けれていないのだから、利益の多くを自分の懐に入れないで、給与として分配すれば、みんな豊かになれたのにと思う。
多額の給与を払うことで、お金の為に仕方ないく働く労働者は早々に辞める利点も有りそうだ。仕事が好きな人だけ選別できる。
前澤氏が数十億円納税するなら、せめて従業員は数億円納税できる給与を受け取ってもいい。
人の能力は、優秀な人とそうでない人を比べて、1.5倍ほどの差しかないと聞く。経営者は常に事業に専念しているとしても、収入に10倍も差が有るのはおかしい。
安い給与で従業員を働かせる一方で、経営者が何十億円以上の収入を得るのは、暴利である。

前澤氏に限らす、従業員の給与を増やせば経済的な貧困問題は解決する。シングルマザーも貧困問題の一部である。
昔は、1人働けば、何人もの人が生活できた。それが現代になるに近づき、1人の収入で養える人の数が減っている。
クレヨンしんちゃん頃は1人働いて2人養っていた。現代では1人働いて1人養う家計が多いと思う。
過去30年間は日本にあるお金の総量は1.3倍になっている。にも関わらず、1人働いて養える人数が減っているのは給与が減ったからである。
本来払うべき給与を払わないで利益を得てお金を独占するから、従業員は貧しくなっていった。お金を多く保有して従業員に給与を払わないのが現代の経営者である。
給与を払っていれば、貧困問題の多くは解決すると思う。
前澤氏が支援するシングルマザーは、相手が居るのだから収入を得ていれば養育費を請求すれば済む。マリア様じゃないんだから相手も分かるはずだ。
相手が亡くなっていたとしても、資産を残すからそれで生活できたかもしれない。
経済的な理由で離婚したなら、そもそも、離婚しなかった可能性もある。
給与が高ければ、子供が手を離れた後に、平日に1日に6時間バイトして生活費が稼げる。
支援なんてされないでも、生活していけると思う。
子供を作った相手が稼げない。シングルマザーがバイトをしても生活費が稼げないから、支援を必要としている。
経営者が利益を独占的に使い、労働者に還元しない行為を賞賛するから、労働者がこんな事態に陥る。

前澤氏だけではないがシングルマザー支援を見ていると、自分で原因を作っておいて、恩着せがましく支援している様にしか見えない。
給与を安く抑えて、貧困層を作って、それを支援して、みんなから好感を持たれる。それだと、給与を払わないで、支援に回したほうがいい。額も少なくて済むといった発想になる。
給与さえ払っていれば、貧困問題は起きない。

こうした経営者を誉めるのは危険だと思う。本来なら「もっと給与を払え」と言う立場の人が「いいことをした」と誉めている。
本来払うべき給与を払わないで利益を上げる経営者を誉めたら更に、給与を絞って儲けたお金のほんの一部を支援に回せばいい発想になる。
これからは、もっと貧困層が増える。貧困を作った人が支援して好感を持たれて、利益を上げる為に、給与を絞るサイクルになっている。
今は、1人働けば1人養うことが出来るが、いずれは、働いても自分の生活費を払うだけで、給与が無くなる時代が来るかもしれない。

個人が数十億円納税して、必死に働いている労働者が数百万円の納税しか出来ていないことに疑問に思う。
もしかしたら、従業員の納税額は100万円代かもしれない。
収入の差が大きいことに疑問を抱くべきだ。儲ける経営者が良いとする風潮が強くなると、従業員は更に冷遇されるだろう。
今の収入に満足しているなら良いが、そうでない人は、もっと給与を払えと主張するべきだろう。
主張が通らないなら、働かない選択もするくらいでいい。従業員が減れば、希少性が上がって、給与も増える。
過剰に儲けている経営者を褒め称えて、安い給与でも不満を言わずに必死に働いている間は給与が下がっても上がることは無い。