進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

年金の運用が上手くいっている

news.yahoo.co.jp

世界最大の年金基金年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2020年度第1四半期(4-6月期)運用益は過去最高となった。

テレビは、年金運用で損失を出したら、大騒ぎするのに、過去最高益になった時は騒がない。
報道機関として、ニュースを公平に扱うべきだだろう。こんなことをしていたら、テレビ報道を信用する人が減ってしまう。
結局のところ、ニュースと称してテレビ局の思想を伝えているだけでないだろうか。
過去最高益になった時に騒がないのは、年金不安を煽ることで、お金を使わないで自宅に籠る人が増える。テレビを見る時間が増えるとでも思っているのだろうか。

他に利点があるとしたら、スポンサーが労働力の確保が容易になる。
スポンサーは、大手企業が多い。大手企業は、従業員を沢山雇って利益を確保している。
年金が不安だったら老後の資金を溜める為に、今生活に必要な額以上を稼がないといけない。沢山稼ぐには、大手に就職しないといけないと考える。
就職出来れば、大手企業の正社員の席を失いたくないとなれば、雇用主様には意見しない。上の指示には「はい、喜んで」と答えて、盲目的に働く。自己都合で辞めるなんて考えもしない。
生活費以上を稼ごうとするので、長時間労働をさせて頂くと、残業代が付いて、老後の蓄えが出来て有難いと思い込む。老後の不安に備えは多額の資金が必要だと思っているので、永遠に働く。
定年を迎えても、お金が欲しいから再雇用を望む。退職者が出ないと、企業が一方的に雇用を握れる。解雇はするが、自主退職はされない。
労働者は、老後の資金を作る為に必死になって働くと大手企業は、容易に労働力の確保が出来てしまう。

労働力の確保が出来ると企業は、給与カットが出来てしまう。
給与は、労働者の確保をする為に支払っているに過ぎない。最賃を割らない範囲内で、最低限必要な労働力を割るまで、給与を減らせる。
労働力の確保が容易なら、安い給与で労働者を働かせて、利益が確保できる。
労働者が余れば、解雇もできる。解雇するとコストがかかるので、自主退職に追い込む方が多いと思う。例えば、50歳未満の人を残したいなら、50歳以上の人は冷遇する。給与をカットしたり、誰も異動したくない部署や地域に飛ばせたりする。
老後不安は、スポンサーである大手企業の労働力確保にとって都合がいい。
結局のところテレビ局にとって都合がよくなるとでも考えているのだろうか。そんなに上手くいかないと思う。

テレビ局はニュース番組と言いつつ、自分たちの利益になる報道では大騒ぎする。利益にならない情報は、殆ど報道しないのでないかと思う。
年金不安を煽ると、お金を使わないでため込む人が増える。自宅に引きこもってテレビを見る生活をしていると、お金を使わない。
使わない人が増えれば、スポンサー様の売り上げも減る。利益が出ないものだから、テレビCMを打ち切るスポンサーも出てきて、結局、テレビ局は儲からない。
スポンサーは、お金を使わない視聴者ばかりが、見るものに広告料を払っても儲からない。
テレビ局が利益になるニュース番組をしたつもりが、損失を生むなんてことになり兼ねない。偏向報道をしたところで、テレビ局の為になるとは思えない。
ニュース番組は、公平にするべきである。
テレビ局の意思を伝えたいなら、ドラマやバラエティーですればいい。ドラマやバラエティーと同じ感覚でニュース番組をしてはいけないと思う。


そもそも、年金の運用益で一喜一憂する必要はない。
年金の予算のうち、資産で賄っているのは、厚生年金で8%程度、国民年金で7%程度である。92%以上は、現役の世代が納めた年金で運営されている。
今回の様に運用資金が8.4%増えたところで、全体の0.62%に過ぎない。
現役世代の給与が下がらない方が大事。現役の平均収入が8.4%増えたら、年金は、7.7%増える。
必要以上に不安を煽って、消費を減らす方が、年金に悪い影響を与えそうだ。