進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

「自殺するくらいなら、逃げれば良いのに」と言いつつ、無職を叩く矛盾

サラリーマンが仕事で悩んだ末に自殺する事件を見かける。
そういした事件を見るたびに「自殺するくらいなら、逃げれば良いのに」と発言する連中が沸いてくる。
本当にそんなことを思っているのだろうか。
そうした発言をした人に問いたいのが、体は健康で、仕事を辞めて無職になり、生産性の無い日々を過している人を見てどう思うだろうか。
生活保護などの社会保障でで暮らしている人でもいい。
多くの人が「働け無職が」「生産性の無い奴は、死んだ方がいい」と思うのでないだおろうか。
一見、「自殺するくらいなら、逃げれば良いのに」と「働け無職が」や「生産性の無い奴…」とした意見は正しい様に思えるが矛盾している。

仕事が辛くて辞めて、逃げて逃げ切った結果が無職である。
今の職場が辛くて辞めて転職した、次もダメで正社員は無理だと思って、アルバイトをしたが、それも続かない。働かない、職業訓練も受けない状態になる。
仕事から逃げた結果が無職である。
本当に「自殺するくらいなら、逃げれば良いのに」と発言するなら、無職を見て「よく逃げ切った」と誉めるべきだろう。
なんなら、支援をしてもいいくらいだ。
現実は、無職を見て、誉めるどころか、貶したり、馬鹿にしたり、社会から必要が無いとレッテルを貼ってみたり、結局のところ何がしたいのか分からない。
こうした連中の本音は、仕事で悩んだ末に自殺した弱者に優しく寄り添う、私を演じたいのだろう。
ただの偽善者である。
偽善者が、手のひら返しをして無職を叩きまわっていたら、仕事を辞めると人生が終わると思ってしまう。
それだと、周りの評価を気にする真面目な人は、自殺に追い込まれる。

こうした偽善者も運が良かったに過ぎない。
たまたま、金持ちの経営者の家庭に育てば、身内の会社に入って、贔屓にされる。
どんなに的外れな発言をしても周りは「若の発言は素晴らしゅうございます」と褒め称える。
仕事なんてしないでも、勝手に出世して、会社の経費は使い放題。仕事は部下に任せて自分は、楽な仕事をするだけでいい。
外で安い給与で働いて、部下に厳しく当たる上司の元で働く経験もしない。
辛くても、辞めたら次が無い。お金も無いから、我慢して耐えないといけないと考えることも無いだろう。

金持ちに生まれなかったとしても、たまたま入社した会社でいい人間関係に恵まれた。
経営者もいい人で、従業員に給与で還元する。仕事を頑張ると、給与も増えて、豊かな生活が出来る。
運良く社会に適応できた。運が良かった人たちが、たまたま労働に適応できなかった人を叩いている様子を見ると、違和感を感じる。

無職を叩いている人は「自殺するくらいなら、逃げれば良いのに」と発言すると矛盾が生じる。
矛盾しない様に訂正すると「自殺するまで働け」となる。こうした発言をすると、自分が悪い人みたいだから「逃げれば良いのに」と偽っている。

結局のところ、偽善者の言うことなんて信用しない。気にしないに限る。
仕事で死んでいった人のことなんてどうでもいいと思っているに違いない。死んだ人を利用して、私は優しい人だと主張したいだけだ。
こうした人は、その場その場で自分がいい人に見える発言をするので、毎回意見が変わり、信用できない。
偽善者の言うことに耳を貸す必要は無い。