「仕事があるだけでもありがたい」と聞く機会がある。特に年配の方が多いかな。
本当にあるだけで有り難いのだろうか。
経営者であれば、仕事があれば儲かるので有り難い。従業員の利益と経営者の利益は相反するが従業員も同じ気持ちで働けば都合がいい。
給与が安くて仕事が激務でも「仕事があるだけでも有り難い」精神で働けば、給与が安くても仕事があるだけで有り難い」と納得できてしまう。
こうした考えは、経営者に限っての話しでないだろうか。
従業員が「仕事があるだけでもありがたい」とした考えを持ち出すのは間違い。そんな考えを持ち出したら都合良く利用されるだけ。
従業員目線で見ると、仕事があるだけで有り難いとは思えない。
今の時代に仕事が無くて困っている従業員は居ない。
常に求人は出ている。多くの企業が「人手不足で困る」と言っている。実際は、給与不足で応募者が少ないだけだが。
無職になっても求人を探せばいくらでも仕事があると聞く。
就職すると仕事が少ないわけもなく。職がある人でも「職場が暇すぎて困っている」や「休みが多くて困っている」と言った人は見たことが無い。
大抵は、仕事が多くて困っている。残業や休日出勤が有り、休みが少ないと困っている。
仕事が多すぎて困っている。
仕事が有り余っている状態である。有り余るものを有り難がる人は居ない。
そんなものをこれ以上追加されても迷惑なだけである。
これだけ有り余っている仕事がを貰っても嬉しくない。
希少性のあるものを貰えば有難いが、その辺に落ちているモノを貰っても迷惑なだけだ。
仕事が有り難いと言うよりか、給与を得るために仕方なくやっている人が殆どだろう。
有り難いと思っている人でも、経営者に洗脳されいる人も居る。仕事が必要だと思う人は、殆ど居ない。
刑務所だと、罪を償う為に仕事をしている。そんな仕事が有っても迷惑だとしか思わない。
仕事が有っても迷惑だが、有り難い場合も有る。それは、給与が高い場合のみ。
例えば、トイレ掃除をする代わりに100万円貰えるなら有り難いかもしれない。トイレを汚した人にまで感謝できる。
実際には、そんな仕事は無く。キツく汚い割に給与が安い仕事ばかりである。そんな仕事をこなしたところで、儲かるのは経営者である。
従業員は沢山仕事をこなしても給与は据え置き。給与が上がらない仕事なんて、ゴミでしかない。
なので「仕事があるだけでもありがたい」とは思えない。むしろ、迷惑である。
有り難いのは、仕事をすることで儲かる人に限る。その立場でない従業員は口にするべきでないだろう。
