車の為に120回ローンを組めば、10年間は車の為に労働を強いられる。
サラリーマンをやっている間は、車購後でも純資産がマイナスにしない方が良い。
仮に中古フェラーリを1000万円で購入してローンを組む場合は、1000万円以上の資産が有って、ローン金利以上に資産の金利が高い場合に限る。
なんと中古フェラーリを買う人は120回払いが8割！ 中古フェラーリは鬼ローンで買うのが大勝利!?
タイトルは「鬼ローンで買うのが中古屋の大勝利」だろ。
中古屋が儲ける分、客は損して大敗北する。
120回ローンであれば、中古車が買えない低所得者にでも売れる。ローンが返済できても車が売れるのだから儲かる。
返済が出来ないとしても車を担保として回収する。回収する際には何かと理由を付けて安く買い取る。ローン返済中は他の店で売れない契約をしていれば、安く買い叩き放題だ。
買い取った車をまた高値を付けて売る。他の人がその車をローンで買えるの繰り返し。
返済が出来ても出来なくても売ってしまえば儲かる。
120回払いで得をするなんて、売り手側の言い分だろう。
中古車が値上がりすると言うが、それは一部のモデルの話だろう。
限定車なら将来価値が上がる。しかし、高価なモデルでサラリーマンの年収では、購入できない。中古価格でも4000万円を超える。
そもそも、将来価格が上がるモデルは、上がる前提で価格設定されているので、サラリーマンが120回ローンでも通らない価格になっている。
貧乏人が120回ローンで購入しても、購入した車の価値は下がる。金利の支払に排ガス税などの税金や維持費を払って大損する。
金持ちなら120回ローン組んで、限定車両を購入して価格が上がった頃に売れば、購入費と金利の回収が出来るかもしれない。
ローンの支払以外にも維持費が高価になる。
中古車になって価格が下がっているが、もともとは数千万円の車だ。
部品点数が多くて高価な部品を使っているから価格が高くなる。
故障したときに、修理代は高価になるだろう。修理代が○○〇万円なんて見積もりが来たときは支払えるのだろうか。
他にも消耗品も高い。例えば一流ブランドタイヤを選んで交換したら○○万円くらい費用はかかる。
こんな時に、純資産がプラスなら、車を返す選択も可能だ。
それが出来ない上に維持費も払えないなら、またローンを組んで支払いをするのだろうか。
ローンの返済が更に辛くなりそうだ。
それにサラリーマンがローンを組むと返済まで働かないといけない。
途中で失業したら、ローンの返済が滞り車は担保として回収され、ローンだけが残る。
仕事を続ければいいと思うが、サラリーマンは決めれないことだらけだ。
会社の業績が悪いと言われたら給与カットされる。
逆に儲かったとしても給与は上がらない。株主に還元されるか設備投資に使われる。
ローンの返済が一気に終わることもない。サラリーマンは自分の給与すら決められない。
他にも解雇されてる可能性もある。本人の意思だけではどうにもならない。給与や雇用を維持する選択肢は経営者が握っている。
働く場所も決められない。異動したり下請けに飛ばされたりとどこで働くかも経営者次第である。
ローンがあれば不本意な異動でも断れない。それに異動先にも車を持っていくだろう。異動先に駐車場を確保する。
一緒に働く相手も選べない。上司も客も選べないことだらけ。
今は労働環境に満足していても、何年後も満足できているか分からない。逆にもっと良い環境で働いている可能性もある。
サラリーマンは自分で決めれないことだらけなので、常に辞める選択肢も持っておきたい。
純資産がプラスでないと容易に退職出来ないと思う。
車の為に働き続けることに幸せを感じる人以外は、鬼ローンで買うと大敗北する。
