進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

続けると負けるのか

カジノのディーラが勝つ客は引き際が上手い。負ける人は、もっと勝ちたいと思って続けている間に途中まで勝っていたお金も失い結局負けるとのこと。
そりゃそうだな。
ギャンブルは続ければ続けるほど損する仕組みになっている。
還元率が100%なら運営コストが払えない。利益も出ない。そんな事業は続かない。
掛け金の何割かは、ピンハネして利益を出している。なので、途中まで勝つことが有っても続けていたら、いずれ客が負けてカジノ側が儲かる仕組みになる。
冷静に考えたら分かるが、勝っている間は、もっと勝てると思って続けているのだろう。
もっと勝って儲けてやろうと鼻息荒く続けるより、早すぎるかなと思える時点で逃げないと勝てない。

セミリタイヤを目指すなら、サラリーマンも同じ。
労働によって利益が出ているが給与として100%受け取れるわけが無い。
会社の運営コスト、利益、株式配当が引かれてから労働者に還元される。3割しか給与として還元されないと主張する人も居る。カジノどころではない。
更に、その給与から税金が天引きされてやっと手取り額になる。
徹底的に搾取されているが、サラリーマンをしている本人は勝ち組だと思い込んでいる人が沢山居る気がする。
働きさえしていれば、生活費は払えて、僅かながら貯蓄も出来るかもしれない。
支払が出来て資産が少しでも増えていけば、サラリーマンを続けている間は勝っていると思える。
それに世間の価値観も見方をしてくれる。
現実は、提供した労働力が100%還元されることは無い。仕事を続けるほど若い時間を浪費する。負の部分は注目されない。

最後までサラリーマンを続けたら負けになる。定年を迎えるころには、体力的にも健康的な理由から自由な時間が有っても好きなことが始めれない。
サラリーマンだけをやっていると、自力で稼げないまま高齢者になる。退職後は現役の頃より少ない年金で暮らす。
仮にお金が有っても、資産が減っていくのは嫌だから使えない。サラリーマンを最後までやってしまうと、自由時間もお金も使えないまま朽ちていく。
定年まで続けたら、新しいことが出来ないので正常に機能しなくなるまで仕事を続けた方が組織に属す安心感があって良いと思うが、企業側が受け入れないのだろう。
いつくたばるか分からない人を社内に残してもリスクが高い。高齢者が加齢が原因で仕事中に亡くなれば労災、怪我をしても労災になるしいね。会社側が損切してくる。
ギャンブルも最後まで続けると凄い損失額になってそうだ。この点はサラリーマンも同じ。

搾取され続けていると考えると、サラリーマンもギャンブルと同じで早すぎるかなと思える時点で撤退することで負けないで済む。