テニスプレイヤーのナダル氏の時計が1億円すると言うが、1万円のGショックの方が性能が高い。
Gショックの方が正確に時間を刻むし、衝撃にも強い。そして軽い。
機械式の腕時計しかない時代なら、1億円の時計は最高性能を誇っていたのだろう。
かつて1億円以上価値が有る性能の腕時計が今では1万円で買える時代になった。
お金が必要ない時代になった。
時計に限らず、あらゆるものが安くなる。
家電もセットで10万円も出せば1通り揃ってしまいそうだし。
十分に走れる中古車が50万円以下で並んでいる。
家も田舎の中古物件を見ると400万円以下の物件が沢山ある。ワンルームの賃貸で月に3万円未満の賃料の物件も良く見かける。
高価な商品も有るが値段が10倍するから性能が10倍良いと言うことも無い。
安い商品でも普段使う分には不便を感じない。
結局のところ自己満足の為に高い商品を買っているに過ぎない。
自己満足せずに実用性さえあれば良いなら、お金は大して要らない。
生活をする為に、働かないといけないと良く聞くが、そんなんだろうかと思う。
最低限の生活費に使っているお金は少ない。
支払が出来ない人は自己満足の為に生活費以上に使い過ぎている。
新築を買う為に長期ローンを組む。
ローンで車を買う。
外食して高い食費を払う。
これらの生活に必要が無いお金も生活費に含めているから、生活費が膨れ上がる。
フルタイムで働いても生活費が払えない。だから、生活をする為に働いていると思い込んでいる。
だから、フルタイム労働は辞められない発想になる。
生活費を稼ぐ為ではなくて、自己満足にお金が必要だと思えると楽になる。
仕事を辞めて収入が減ったとしても、自己満足が出来ないだけで生活は出来ると思えたら、長時間労働をする必要が無くなる。更に言うと簡単に仕事が辞めれる。
1億円の腕時計を買えば、一生働かないといけないが、1万円の腕時計なら1日働けば支払える。
性能は1万円の方が良いが、自己満足が出来るのは1億円の方になる。
言いたいことは、高いお金を払ても大した性能差が無いので、お金が要らない時代になりつつある。
長時間労働するのは生活費を払う為ではなくて、自己満足を買う為にしている。
高い買い物をして自己満足しなくても良いなら、そんなに働く必要はない。
「そんなに働かなくてもいいや」と思えたら仕事で苦しむ必要もなくなる。
