進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

サラリーマンとして成功は羨ましくない

サラリーマンとしての成功は、出世することだと思う。
身近な成功者だと職場の部長や課長になる。
働く前は部長や課長と言えば、稼ぎが多い。
人間的にも魅力が有る。
経営者相手に堂々と振舞える。
権限も有り社内である程度は影響力が有る。
などなど、カッコいい姿を期待していた。
期待外れだった。

出世すれば勝ち組だと思っていたが、彼らを見ていると本当に魅力が一切ない。
傍から見ているといつもくたびれたオッサンにしか見えない。
部長は禿げ太っている。課長も長時間労働とタバコの吸い過ぎてやせ細っている。
仕事のことは詳しいが、それ以外の知識はサッパリ。体も動けるとも思えない。
部下には意味不明な要求をする。それについて指摘すると「お前がおかしい」の一点張り、ついでに人格まで否定する始末だ。
逆に経営者に意味不明な要求されたら「はい。喜んで」と高らかに返事をしている。理不尽な扱いを受けても「はい。喜んで」だ。
部下の前では堂々として、経営者の前ではポチっている。
権限も一切ない。給与は一切決めれない。
仕事を取るときも客のいいなり。言いなりなので短納期で間に合わないとなれば、部下に無茶な働きを要求する。
「不満がそんな納期を組んでも間に合いませんよ」と言っても「俺は、どうしょもできない。ガハハハッ」と言って終わり。
働く上で重要なのは給与だが、出世しても大して上がらない。
管理職になっても残業代がカットされる。経営者は、残業代カットを良いことに管理職を使い放題している。これがリアルなサブスクリプションサービスである。
部下でも同じ時間働いたら、管理職と変わらない給与が受け取れるのでないかと思う。役職は管理職だが給与は担当職。
安い給与で経営者の言いなりになって人生を無駄に過ごすそのまま老人になるまで会社の利益の為に酷使されるのだろう。
部長や課長を見ていても、全く魅力に感じない。

結局のところ部長や課長になれば成功者だと価値観を持っても都合よく利用されて終わっていく。
こんな人が成功者だと思うのは、他人にとって都合のいい価値観を植え付けられているのだろう。
仕事に対する報酬は、給与を増やして報いないといけない。高い給与を払っていると会社の利益が減る。
そこで、役職を用意して評価の高い人は、課長や部長にすることで報いる。
役職に給与の様な実質的な利益は一切ない。それに役を与えることで給与を増やす代わりに責任を増やせる。
課長や部長と言えど所詮は雇われ。実質的には末端の担当職と変わらない。
責任をもって仕事をしても他人の会社が儲かるだけ。本人が利益を受け取る機会は無い。
サラリーマンとして成功しても責任を押し付けられて、定額で使い放題される立場になる。
出世しても報われないな。報われるのは経営者や株主である。
そんな働き方をしていたら、くたびれるわな。

本当に仕事が好きな人以外は出世する必要はないと思う。
給与が上がらないなら、気楽に働けるポジションである末端が一番得じゃないかと思う。