退職を申し出た部下の退職を引き留める上司は居ると思う。
恐らく、マニュアルで決まっているか、経営者から退職者を出すなとお達しが有るのだろうな。
なので、本音では居ても居なくても困らない人でも引き留めるのだろう。
引き留める上司が居るが無駄だとしか思えない。
一度退職を申し出た時点でもうやる気を失っている。
退職を抑止して働き続けたところで、ろくに働く気が起こらない。
新しい仕事を覚えることも無い。好きが有ればサボるわ。当然、今後の成長は見込めない。
負荷の大きい仕事を振れば期日に間に合わない。
会社にとって働き続けられても得だとは思えない。
上司も無茶ぶり出来ない。やった途端に「辞めます」と言われてまた引き留める労力を使う羽目になる。
もう、無茶振りどころか、負荷の大きい仕事も新しい仕事を引き継ぎさせるのも困難かもしれない。
部下側も退職をちらつかせると嫌な業務命令は断れると味ををしめる。
こんな低堕落な状態で仕事を続ける本人にとっても良くは無い。
それに退職を止めたところで辞めたい気持ちが無くなった訳でもない。
不満が出れば辞めたくなる。
そう言えば、先輩が退職を申し出て一度は引き下がったが、数年後には退職していた。
結局、2回引き留めに合って辞めている。引き留めて無かったら1回の手間で済んだ。
引き留めたところで、辞めて行く良い事例だ。
本当に辞める気なら人間的な魅力の無い上司に引き留めに合っても一切気持ちは動かない。
引き留めは無駄なと思う。
職場に残る可能性は低いし、残ったところで働く気が起こらない。
お互いにとって無駄になる。引き留めはやらなくていいよ。マニュアルで決まっているなら形式だけやっていればいい。
退職者を出したくないなら部下ではなくて経営者側と交渉するべきだ。
辞めるのは給与が安い。長時間労働が有る。人間関係が劣悪と言ったところだろう。
人間関係が劣悪なのは、安い給与で長時間労働させられて生活に余裕がないのも要因になる。
退職する原因の殆どが給与と残業に有ると思う。
経営者に給与を上げさせる。残業を無くす様に交渉するべきだ。
給与も残業時間も変わらないなら、退職者が出て当然だと伝えるべきだ。
こう伝えることで大手を振って、部下を退職を見送ればいい。
