進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

残業が多いから給与が高いとは限らない

新卒で残業が慢性的にある会社に就職した僕です。
当時は残業代は時給が25%増しだから給与が増えて良いやんと思ってた。愚かだった。
入社した会社は、従業員を搾取して儲けることしか考えていない。残業が慢性的に有る会社は、最初から残業代を払う前提の給与設定にしている。
残業代は、本給が基準になる。その本給を低く設定すれば、残業中の時給も抑えれる。
就職する前は、何年か先の本給が安いなんて気が付かない。気が付かれたら新卒採用が難しくなってしまう。
だから、初任給だけは他社と同じ額に設定している。初任給だけ他社と合わせて後の昇給を低く抑える。
他にも、本給の一部をボーナスという形で後払いにしておくことでも本給が抑えれる。
2重で差し引かれた本給を元に残業代の計算がされるので、残業中の25%増しにしても大して時給が上がらない。
更に残業以外の手当をカットしたり。
本来なら、本給以外にも5万円程度手当が付けれるとして、これらを全てカットしておけば、残業中の時給が1500円だとして5万円÷1500円で約33時間残業してやっと本来の手当分稼げる。

僕が新卒で入った会社では、全て当てはまっていた。
ボーナス5カ月分ということは、本給の4割程度はボーナスとして後払い設定になってた。
手当も、通勤手当が数千円付く程度だった。何故か自宅と職場までの距離計算が直進距離で実際の距離より短かったりと兎に角手当も徹底的に削られていた。
子供が居たら手当が千円付いて、2人目は500円だった。この手当も子供手当が付きますと求人に書けるから付けてたのだろう。
それ以外の他の手当は一切なし。
その削られた分も残業で稼ぐ仕組みになっていた。
手当と本給の徹底したカットにより残業しても大して時給は高くない。残業しても最初の40時間はカットされた手当と昇給が無い分を戻す為にしている様なものだった。

徹底的にカットされた給与だと生活費が支払えないので、みんな仕事が無い時も残業する。
暇とか言いながら2時間は残業している人も居た。
昇給がカットされるので、勤続年数が長くなるにつれて生活が出来ない。
先輩や上司が率先して残業しているので後輩や部下の立場の人も帰宅出来ない。
なので、生活費が払えない人も払える人もみんな残業に巻き込まれていく。

賃上げムードの中、固定残業代込みの給与を提示している企業が有るみたいだけど、決して騙されてはいけない。
残業代分給与が高いと思って入社してはいけない。
固定残業も本来払う給与をカットして残業代として支払っているだけだと思う。

賃上げムードの中…企業で新卒初任給の「かさ増し」支給が横行するワケ

news.yahoo.co.jp

固定残業が最初から入っている会社だと最初から残業ありきの働き方をする可能性が有る。
仮に40時間の固定残業代を払っている会社だと40時間以上の残業ありきで採用している。1日に2時間残業する前提になる。
割ときついと思う。毎日2時間も残業していると平日は会社と自宅の往復だけで終わってしまう。平日に趣味をするのは難しい。
新卒の切符をこんな会社で使ってしまっては勿体ない。
ちゃんと、本給が高くて定時帰宅出来る会社を目指した方が良い。
固定残業が最初から入っている会社は、どーしても定時前提の会社に入社出来ない。その上内定は絶対取りたいから妥協に妥協を重ねて仕方なく入る会社だと思う。