進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

離職率が高い職種

厚生労働省が若年者の離職率を初公表。業種・規模別に大きな開きがあることが明らかにと言う記事を読んだ。
厚生労働省によると最も高い業種は教育、学習支援業と宿泊業、飲食サービス業で、いずれも48%、次いで生活関連サービス業、娯楽業が45%などと、サービス産業で高い傾向がある。
一方で、最も低い業種は、鉱業・採石業で6%、次いで電気やガスなどのライフライン産業で7%、製造業が15%となってるとのこと。
この記事で専門家らしき人が離職理由は「離職率が低い製造業などは、一人前の技術を身に着けるまで企業が時間をかけて育てていくのに対して、
離職率が高い飲食業などのサービス業は、入社直後から現場に出て自分で経験を積んで学ぶということが多い。このため、なかなか成長を実感できず、悩んで辞めてしまうケースが多いのではないか」と述べている。


この専門家の考察は間違えていると思う。サービス業の離職率の高さの原因が「成長を実感」と述べているが、間違いだ。
サービス業の離職率の高さの原因は、職場環境の悪さだ。サービス残業が当たり前のようにあり、休日出勤も当たり前のようにある。労働時間が長いわりに給与が安い。
飲食店では、サービス業に求められる水準が高い、給与が安いのに過剰なサービスが求められる。このサービスが当たり前とされできなければクレームが来る。サービスの割に給与が安すぎる。
労働の本質は、労働力と時間を提供したら、それに見合う給与を貰うことだ。サービス業は労働の本質から外れる。割に合わないと思った人から辞めていく。実利がない成長が感じられないくらいでは辞めない。
すぐに成長を持ち出す企業は信用するべきでない、労働は給与を貰うためにするはずなのにいつの間にか労働は成長のためにするかのように間違えた価値観を植え付けられる。
労働の対価は給与でなくてはいけない。成長なんてものは、給与を十分に貰ってからでいい。


転職活動では、年齢が若いほうが有利になる。3年で若者が辞めることが問題にならないと思う。
給与が安くて環境の悪い職場で3年も続けると年齢が上がってしまい転職に不利になるので、「悪い会社に就職してしまった」と思って辞めることは、いい選択だと思う。