進撃の社畜

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有給を取ることは申し訳ないことなのか

有給を取得すする際に上司に向けてメモを残したり、メールを送ることが有る。
その際に、メモやメールの最後に「お忙しい中ご迷惑おかけして大変申し訳ありませんが、有給取得させていただきます。よろしくお願い致します。」とお決まりの文を付けることが多い。


友人が務める会社では、上司に有給取得する際に「有給取得します」と言うと、上司に「有給を取ると言うのでなく、許可を貰うものだ。取るタイミングも仕事が無い時にしなさい」や
「有給取得します。でなく、大変申し訳ないのですが、有給をいただきたいのですがよろしいでしょうか」と言いなさいと注意を受けた人もいる。
上司の言い分は、有給休暇は労働者の権利であり、会社は与える義務がある。しかし業務に支障をきたさないようなタイミングにとるのが当然だというもんだろう。
仕事が忙しいタイミングであれば周りの人に休暇中に何らかの負担をかけてしまう。また、有給休暇を取るということは、休んでいながら給料を受け取ることになる。
そう考える「申し訳ない」という気持ちを表すべきだし、上司に許可を取るべきだというものだろう。


少し考えると変な気がする。有給を取ることが本当に申し訳ないことなのだろうか。


友人が務める会社の言い分では、申し訳ない気持ちを表す理由は、「有給を取ることで周りの人に休暇中に何らかの負担をかけてしまう」「有給は働いていないのに給料をもらうこと」である。


急に有給を取って、自分の仕事の巻取りなどを同僚に頼まなければならないのであれば、一言謝っておくのことは理解できる。
しかし、事前連絡をして、業務調整まで行なっているのに同僚に負担をかけてしまうかもしれないから謝っておくのことは、少し下手に出すぎだと思う。
謝るのは実際に負担をかけてからでもいいはずだ。実際に負担をかけられたとしても、この同僚は有給を取りやすくなると思うので悪いことばかりでない。


有給は働いていないのに給料をもらうと考える人が多い。しかし、給与は、有給休暇も加味した上で決定されているということを忘れてはならない。
給与は、就業日から有給の日数が差し引かれた日にち働いたときに金額になっている。有給を取得せずに働くことは、タダ働きしているのと同じになる。
有給は働いていないのに給料をもらうと主張する経営者は、真っ黒である。本来なら有給取得することは、従業員の権利である。にも関わらずこのようなことを主張するのは、経営者が利益を上げる為に有給を取得を阻止しようとしているだけだ。
この論理を使う経営者を、基本的には信用してはならない。


結局のところ、有給取得は申し訳ないことでも何でもない。有給は取りたいとき取ればいいものである。
経営者が有給取得のハードルが無駄に上げることで少しでも仕事を多くさせようとしているだけだろう。上司もそれに便乗させられているだけだろう。
上司としては、有給取得のハードルを下げた方がいいに決まっている。そうすることで、部下も上司も有給取得しやすくなる。
すこし考えればこのようなことはすぐに思いつくはずだ。しかし、どうもそこまで考える人が少ないと思う。


僕が言いたいことは、有給を取ることが本当に申し訳ないことでない。取りたいとき取ろう。