進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

仕事はやる気を奪う天才

僕が知る限り最初から仕事に対してやる気がない人を殆ど見たことが無い。入社するときはやる気に満ち溢れている人ばかりだ。
大体の人は、仕事に対して積極的に取り組いいでいる。頑張ろうとする気がある人が多い。
精一杯本当に努力して、少しでも会社の利益を上げる働きをしようとしている人ばかりである。
しかし、配属されてすぐにやる気がなくなり、仕事も最低限こなしてその日を無難に乗り越えればいいと考える人が増える。
やる気がなくなる原因は、努力する方向や考え方が違っていると思う。取り組む姿勢そのものは間違えていなくても、会社ではその方向が間違えた方向に向けられてしまう事が有る。
また、精一杯本当に努力している人に対して、それ以上の努力を求めて、その人の限界を超えてしまうと逆効果になる。


入社したばかりの時は、努力の仕方が分からない事が有る。
仕事に対する支持があまりにも内容が抽象的過ぎて、どうしていいのか分からない事が有る。
上司から「仕事の納期が厳しいから、間に合わせろ」と言われても困る。具体的な指示は無い、職場で処理能力では全く間に合わないものでも、何とかしろと言われても、何の権限もない平社員ではどうしようもない。
指示がただの根性論でしかない。間に合わないと「お前の仕事の仕方が悪い」とか「残業時間が短いから悪い」といった理由を付けられて何の権限もない平社員が悪いとされる。


努力したり考えるための道筋や形を示さないと、どうにもならない。
具体的な仕事のやり方が分からないまま進むより、仕事の進め方が分かるように指示してからの方が、効率良く目的を達成することが出来る。
具体的な指示は無いにの、無理な納期を間に合わせるために仕事をやらせるのは無理がある。無理をさせて、出来ないと、何の権限もない本人に責任を押し付ける。
こんな訳の分からないことをやらせられると、仕事が嫌になるのも仕方がない。


責任を押し付けるだけでなく、仕事が出来ないことを理由にしてパワハラをする。
無理な仕事のやらせ方をさせられると、やる気がある人は上司や会社の期待に応えようとして、急いで仕事をしようとするとミスが増える。
上司は、ミスに対して「俺は指導したのに仕事でミスが出るのは部下が悪い」となる。
ミスをなくすための指導をすると称して、パワハラ仕掛ける建前が出来るので、パワハラが出来てしまう。
指導をすることにしてパワハラをするので、周りも注意しないし、注意されても「指導している」と言い訳が出来る。

ニュースで子供を虐待している親が良く使う手法である。虐待して子供を死なせてしまっても「子供の為を思って教育して」という言い訳を良く聞く。
パワハラをする上司も同じ手法をとっいるだけだ。

部下にミスが出るのは、「仕事を理解できるまで教えていない」と「指示が抽象的過ぎる」からである。
間違いなく上司の責任であるはずなのに、責任転換されて部下の責任にされる。
こんな上司は信用できない。信用できない上司のもとで仕事を頑張ろうと思わない人が出る。

本来であれば、おかしいことであることは明らかであるが、仕事となるとおかしいことであっても肯定される事が有る。
仕事ができさえすれば、多めに見られることが有る。上司は、長年仕事をしている分、部下より仕事ができる傾向が有るのは当たり前のことである。

多めに見られるからと言って、仕事を教えずに抽象的な指示をして、ミスがれパワハラをする上司がいて、その上司を注意する人がいない職場では、やる気が無くなるのは当然のことである。
やる気がない人が多い職場では、部下のやる気を無理やり引き出そうとするのでなく、職場環境や上司の改善をしたほうがいいのではないか。