雇われ仕事が好きな人は沢山いる。
その価値観は素晴らしいことで、平日の殆どは仕事で占められている。仕事が好きな人は、平日は毎時に楽しくて仕方が無いのだろう。逆に土日が憂鬱な気分になるのかもしれないが、羨ましい。
他人に迷惑をかけなければ、どんな価値観を持ってもいい。もし、「仕事好き」を他人に強要するくらいなら。心の中に秘めておいて欲しい。
好きなことはそれぞれであって、価値観は多種多様である。また、仕事好きな人は、それ以外の価値観をを受け入れることが出来る程の広い心を持つことも大事だと思う。
仕事好きだからプライベートを犠牲にしてでも仕事をしたい。残業を厭わない。いつまでも会社に残りたい。なんなら、会社に住む位の気持ちで仕事に取り組んでもいいと考えているのだろう。
僕は個人の性癖に対してとやかく言うつもりはない。ただ、仕事が好きな人は、他人に同じ価値観を押し付ける傾向がある。一般的は経営者にとって都合がいい価値観が正しいとされている。なので、仕事が好きなことが正しいとされている。
それによって、定時帰宅したくても出来ない人がいる。仕事は、嫌いだけど生活する為に仕方なくしている人も多いはずだ。仕事嫌いの人も仕事好きな人のぺースに合わせて仕事をさせられることが有る。
そうなるとプライベートを犠牲にして仕事をすることになってしまう。正直に言うと、そんなことされると迷惑である。
本来なら、部下や後輩には「仕事は定時で切り上げて帰っていい」と言うような配慮が合っていい。もしくは、残業する方が都合がいいと思う人だけしたい人だけすればいい。
たとえば、給与が少ないので定時帰宅すると生活が出来ない人や、趣味でお金がいる人だけがすればいい。
もっと、酷い場合は、「俺は仕事が好きだから、お前も仕事が好きで当然だ」と言った価値観を押し付けられることだ。日本では、仕事に全てをささげることが美徳とされている。
仕事が好きであると言う価値観は、いいこととされていて受け入れられる風潮がある。仕事好きな人は心臓を捧げる勢いで仕事に取り組んでいる。
こうした価値観は本当に馬鹿げている。日本は仕事に関しては経営者にとって都合がいいことは何でも正しい様にとらえられる傾向がある。別も物に例えば分かりやすいと思う。
例えば、「俺はムカデが好きで、かまれた時の痛痒いのが癖になる。だからお前もムカデ好きになれ」と言っているようなものだ。価値観の押し付けは、迷惑である。やりたい人だけでやっていればいい。
仕事が好きな価値観を否定している訳でない。何が好きでも構わないが、その価値観の押し付けは良くない。仕事が嫌いな人が居ることも認めるべきだと思う。
仕事が好きな人は、どんどん働いて、経営者を儲けたり税金を納めて日本を豊かにして欲しい。仕事をしなくても生活が出来る程、豊かにして欲しい。
そして僕みたいに仕事が嫌いな人がいつでもセミリタイヤ出来る環境にすれば、どんどん仕事嫌いな人が職場から減っていくので、仕事好きな人ばかり残るのでないだろうか。
仕事好きな人が望む環境が出来るはずだから、もっと仕事好きな人は利益を上げて欲しい。
