進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

仕事をする目的を置き換えられてはいけない

3月に入ると入社前に新入社員の研修をする企業が有ると思う。

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研修の目的は正社員として働くことについて何にも知らない新人に会社にとって都合がいい価値観を教え込む目的で行われる。
会社にとって都合がいいことは、従業員にとって損することである。当たり前のことだが働く目的は、給与を貰うことである。給与を貰うことが目的なので、労働環境はいい方が良い。
一方で企業は、新入社員を雇うことで利益を上げることを目的としている。従業員に払う給与が少ない方が容易に利益を上げることが出来る。労働環境を改善するコストもかけない方が利益が出る。そう考えると従業員が給与を目的として働くと都合が悪い。

本来なら従業員が仕事を頑張って、出来る仕事が増える程、効率良く仕事をする程、努力して利益を上げる程、それらの成果に応じて給与を上げないといけない。
給与が目的で働くと、仕事が出来るようになっても昇給が無ければ働く目的が満たせないのでやる気を失う。そうなると企業にとって都合が悪い。

本来なら、従業員に対してお金で報いるべきだが、ブラック企業は新人研修と言って、社畜精神を教え込むことで、仕事の目的を別のものにそらすことで利益を上げようとする。
新人は、ある程度やる気がある状態で入っているので、カレンダーどうりの休日である120日は休めるようにして有給取得も出来て、給与を支払い仕事を頑張っているなら昇給していけばやる気は維持できると思う。
この待遇は最低限の待遇だと思う。最低限のことをしていれば、やる気が維持できるのだから無駄な新人研修なんて必要無い。

無駄な研修をして新人に社畜精神を教え込む企業は、最低限の給与を払い、休日を与える気が無いので信用してはいけない。
そんな企業で努力しても報われる事が無い。いくら企業に尽くしても儲けるのは、経営者と株主だけだ。ワンマン企業では株主も経営者だったりする。
ブラック企業では、努力してはいけない。出来るだけ楽に仕事をする努力ならしてもいい。そこで、新人研修でブラックかどうか見極める方法について書こうと思う。


仕事の目的をそらす方法として定番なのは「やりがい」である。他に定番は「自己成長」「自己実現」「顧客第一」である。仕事の目的をお金以外の実利が無いものにすり替えることで、給与を払わずに仕事だけやらせようとしている。
これらの言葉が出てきたらかなり危険な企業である。
仕事の報酬が実利無いものだと、仕事をすればするほどつらくなる。給与が増えれば頑張る価値が有るが、「やりがい」なんか貰ても意味が無い。
仕事が出来るようになると、振られる仕事が増えていく、それに応じて責任も増える。仕事が出来るようになる程、激務になる。
昇給が無ければ、薄月給で激務で仕事をこなすことになるが、経営者は「やりがいが有るのだからいいだろ」と言って、何も解決しようと思うわない。
従業員に苦労させて、出た利益は経営者が持っていくことになる。従業員の立場からすると頑張れば頑張る程仕事が増えて成果は経営者が持っていく仕組みになる。
そんなことに気が付かれれると搾取出来ないので、「やりがい」などの綺麗ごとでごまかしている。

 

新人研修を受けると新人は拘束されることになる。
入社前だと、拘束しておきながらその時間に応じて報酬を払わない企業が有る。
そうした企業では、入社した後も金払いが悪い。
拘束しておいて金を払わない企業は、入社後も昇給が少ない。手当が無い。とにかく従業員に払う給与を安く上げて、利益を得ようとしている。
新人研修でお金を払わない企業は、入社を断っても損はしないと思う。
入社してしまったとしても、研修でタダ働きさせられた分は、さぼって回収してもいい。

研修が定時に終わらない企業も、危険である。
長時間の研修を受けさせることで、定時に終わらない事が当たり前であると洗脳しようとしている。
研修ですら定時で終われない企業は、入社後も慢性的に残業が有るブラック企業で有る。
本来は、雇用契約に書かれた時間働けばいい。毎日定時帰宅することが当たり前で、残業が有る方が異常である。

他に講師から理不尽な扱いを受けても、危険な企業である可能性が高い。
理不尽なことを言われても、不満を言わずに「はい」しか言えない都合がいい人にしようとしている。
入社後も理不尽なことが当たり前の様にあるから、不満を言わずに耐えろということを意味している。
理不尽なことに耐える新人を育てるより、理不尽なことを言う人を無くす為に研修するべきだと思う。ブラック企業がすることは全て従業員に我慢させる為にすることばかりだ。

新人研修で受けた扱いがそのまま入社後の新人扱いであると考えた方が良い。
研修でお金を払わない企業は、安月給である。
定時に終わらないなら、慢性的に残業がある。
講師が理不尽なことを言うなら、入社後も理不尽に耐えることになる。

企業は、都合がいい価値観を押し付けてくるが、本来の働く目的をすり替えられてはいけない。
仕事量は給与分に留めよう。ストレスが溜まるたびに仕事量を減らして、自分が損しない様に振舞うべきだと思う。
会社にとって都合がいいことばかり言っている経営者は従業員に損をさせてでも自分さえ儲ければいいと考えている。なので、従業員も自分の利益だけを考えて行動しよう。