進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

今の時代の方が良い

年配の人の話を聞いていると「昔は、単純作業していても給与が増えていって良かった」「退職金が多く貰えた」と言っている。
今は給与が安いし、退職金も少ないとのことだ。この話を聞いていると昔の方が良かったのかなと思う。
確かに労働環境は、昔の方がよかったのだろう。労働環境だけ比べて、今と昔を比べてどっちが良いか判断出来ない。
昔と今を比べるならもっと広く視点で見て比べ無いと分からない。

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昔だと仕事を辞めると損する。人手を確保する為に年功序列を採用していた。勤続年数が長くなると給与が上がるので、辞めてしまうと勤続年数がリセットされる。転職したら給与が低くなる。
昇給を見越して生活をしていれば、転職すると今までの生活が維持できないので、辞めることは生活水準を下げることを意味する。人は一度上げた生活水準を下げるのはキツイ。
辞めれないと、仕事でストレスを抱えるても耐えることになる。コンスタントに昇給してして高い退職金を貰うには、働き方が固定されていた。
昔の働き方は、年功序列や高額な退職金が有るから良かったと思うかもしれないが、引き換えに、長期に渡り同じ会社で働き続けることになる。


今は給与が上がらないと言われるが、ポジティブに考えると、転職をしても給与が下がる事が無いかもしれない。
仕事をする目的は給与を貰うことなので、給与が下がらないなら転職がリスクにならない。仕事が辛いならいつでも辞めると考えるだけで気楽に仕事が出来る。

 

昔は働き方以外にも選択肢が限られていた。昔の生涯未婚率は、5%未満だった。殆どの人が結婚できていた。
悪い言い方すると、結婚しない選択が出来なかった。今は、生涯未婚率は、男生が20%、女性は10%になっている。結婚しなくてもいい時代になったのでないだろうか。
結婚しなくても良いとなると、自由に生きることが出来る。

既婚者の話を聞くと、「結婚して子供が出来ると成人するまで働かないといけない」「定年まで働く選択しかできない。定年後も妻の目が怖いから、家にゆっくり居ることも出来ない」と言っている。
結婚することは定年まで働くことになる。そうなると、自由に過ごせるのは定年後になる。定年後も健康である保証は無い。
年功序列を採用している頃の定年は50代後半だった。今は60歳では有るが、再雇用で65歳まで働く人も多くいる。今も定年年齢を引き上げる動きも有り、定年が70歳になるのも近いのでないかと思う。
人生100年だなんて言われているが、若い時が長くなるわけでない。平均寿命が100年になるのは今、生まれた人の話であって、現役で働いている人の話ではない。
また、健康寿命が70歳程なので、定年を迎えたとたん体調が悪くなって、好きなことが出来ないなんてこともあり得る。
雇われ仕事でしかお金を稼げない人が結婚したら、自由な時間を持てなくなる。
昔の様に結婚するしかない時代だと、定年まで働くことを余儀なくされる。定年まで働く人はすごいと思うが、その年になるまでに1カ月間まとめて自由に過ごすこともできないのは、おかしい。

今だと結婚をせずに、定年前に仕事を辞めて自由な時間を過ごすこともできる。辞めてずっと自由に過ごさなくても、生活費を何年分かの蓄えをして、蓄えが減ればまた働くこともできる。
結婚していてもこんな生活が出来るのは高所得者だけだと思う。低所得の僕には到底無理だ。
定年を迎える前に、自由に過ごす選択もできる。


昔の仕事で、お金を稼ぐには雇われるか、自分でリスクを背負って仕事を立ち上げるしかなかった。今だと、インターネットで情報を発信して収入を得ている人も居る。
僕が子供の頃には、考えられない事でお金を稼いでいる人がいる。


昔はお金が今より必要だったと思う。
昔は遊ぶ為にはお金が必要だった。今はインターネットが有るので、無料で娯楽を楽しむこともできる。
例えば、少し前までは、音楽を聴くには、CDを買って聞いていた。今だと動画サイトに無料で投稿された音楽を聴くことが出来るので、タダで音楽が聴ける。
今後も、娯楽がもっと安く楽しむことが出来るようになるはずだ。


昔は良くて今は悪い時代になったという人が居るが。僕は、今の時代の方が良い。
今後はもっと、良くなって行くはずなので、今の子供はうらやましい。