進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

定時退社をプラス評価

日本の会社では、残業することは、頑張っている証明になり、やればやるほど努力を多くしている従業員と認識される。
僕の職場では、残業が多いことはいいことで、プラスに評価されるし、めんどくさい仕事を振られることが無くなる。
管理職でも残業をさせたがる。部下の残業時間が評価に響くのだろうかと思うほど残業を推奨している。
総務部の評価では、その部署の人の平均残業時間で、忙しさが測られている。残業が多いと忙しいとされる。新入社員の振り分けが決まる際に残業の多い部署が優先される。

f:id:sato1987:20190404210800p:plain


残業をしていると、頑張っていると評価され、また、忙しい人だと思われるので、余計な仕事も触れられない。人の確保も出来る。
いわば、残業は万能約であり、大正義であるかの様にあがめられている。
定時帰宅したい人からすると残業が多い=頑張っていると評価は迷惑でしかない。残業は、万能薬どころか毒薬でしかない。
僕は、残業がいい結果を生み出さないと思っているので、残業ではなくて定時帰宅をプラス評価するべきだと考えている。


日本の会社だと、定時帰宅する会社員の評価は、怠け者、こんじょうがない、協調性が無いとか、協力的でないといったマイナスの評価しか受けない。
同僚からも嫌味を言われたりするかもしれない。周りからの印象は悪い。
しかし、残業をすることでいい結果を残している人がどれだけいるのだろうか。その人は定時帰宅した場合は、結果を残すことが出来なかったのだろうか。といった疑問も有る。
残業時間の長さだけが評価されて中身まで評価されていないように思える。残業により悪い影響が出ることがあるが、あまり話されないように思える。


定時帰宅をプラス評価したらいいと考えている。定時帰宅する人を、時間内で頑張って仕事を終わらせている優秀な人と思うことも出来る。
残業せずに仕事をしている人の人事評価をプラス評価して、出世も定時帰宅する人を優先的にする。
そうすると、業務時間内で仕事を終わらせれば、高評価がもらえて、出世もしていく。
残業をしている人は、仕事を時間内に終わらせられないというマイナス評価されるので、出世も遅れる。
残業が多い部下を持つ上司は、マネージメント能力が低いと評価することが出来る。そうすると、上司から残業をさせられることが少なくなるし、部下も帰りやすくなる。
このように、定時帰宅をプラス評価することで、「定時帰宅に対するなんとなく悪いこと」から、「定時帰宅はいいこと」と認識されるようになる。


元々は、残って何かをすることは、良い印象が無かったはずだ。
学校でいつも居残りをして、勉強をしている生徒より、さっさと帰っている生徒のほうが出来る生徒だという印象があったと思う。
会社でも、いつも残業をしている人より定時帰宅する人の方のが良い評価をもらってもおかしくは無い。


会社にとっても定時帰宅する人にプラス評価をする利点は有る。残業が常用化しているような組織は、残業手当を支払う分、人件費が増えている。
うちはサービス残業だから大丈夫という会社があるかもしれないがサービス残業をしている会社は、論外ですぐにでも潰れれた方が人のためになるし、最高の社会貢献になる。
過労死が発生すると必ずと言ってもいい程、原因の一つに長時間の残業があげられる。過労死を出した会社の評価がよくなるはずが無いので、損失しか出ないはずだ。
また、求人を出す際にも残業が多いことがプラスになることが無い。残業が多い会社に応募したいしたい人が減っていると思う。今となっては、残業の多い会社のイメージといえば、ブラック企業がまず思い浮かぶ。次に過労死が思い浮かぶ。
このような会社を、第一志望にする人は居ないはずで、入るとしても他が無いから妥協して入社するはずだ。
長時間残業がある会社から逃げたいと思う人が出てきてもおかしくない。僕の職場では、ベテラン社員であっても長時間残業が理由でやめる人が出てきている。このような人が抜けるのは会社にとっても損失になる。
長時間残業をさせる」ことで、採用する際に人が集まらないし、会社員はやめていくことになるので、人を雇う上でいいことは何もない。


定時帰宅をプラス評価することで、会社にとっても会社員にとっても、利点があるのでもう残業なんてやめにしよう。
残業我慢天下一武闘会は、もう閉会するときが来ているのではないだろうか。